読売新聞オンライン

メニュー

[レアもの]熊本地震後に「防災井戸」…肥後銀行

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 肥後銀行(熊本市)の一部の店舗などには、地下水をくみ上げる井戸がある。災害で断水しても、生活用水を確保しながら営業を続けるための「防災井戸」で、同行が2017年、熊本県内5市の支店など10か所に整備した。民間企業による防災井戸は全国初という。

肥後銀行が支店などに整備した防災井戸
肥後銀行が支店などに整備した防災井戸

 きっかけは、16年の熊本地震だ。当時、同行は39店で一時断水となり、トイレなどが使えなくなったが、現金を必要とする被災者が次々と訪れた。営業を続けるため、同行は本店から生活用水を車で配送したが、時間も人手もかかったことから、水の備えを本格的に検討することにした。

 目を付けたのが、「水の都」と呼ばれるほど豊富にある地下水だった。災害時は停電となることも想定し、電力が不要な手押しポンプ式の井戸を採用した。非常時には地域住民にも井戸を開放する計画だ。

 実際に井戸が必要となった災害は発生していないが、有事に備えて月1回の点検を続ける。地域の小中学校向けに、防災学習で水くみ体験なども実施している。

 整備に携わった同行総務部の杉有香里さんは「熊本地震では、飲料水に加えて生活用水が必要なこともよく分かった。井戸が防災に役立てば」と話している。

無断転載・複製を禁じます
2192442 0 ウィークリーけいざい 2021/07/09 10:33:00 2021/07/09 10:33:00 肥後銀行が支店などに整備した防災井戸 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210709-OYTAI50005-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)