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介護業界 競争が激化、M&Aで再編進む…倒産最多、異業種参入

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好循環

 異業種から参入し、事業拡大を図る動きも目立つ。

西鉄がオープンした有料老人ホームの最上階ラウンジ。ペイペイドームや海が見える(9日、福岡市早良区の「サンカルナ西新」で)=貞末ヒトミ撮影
西鉄がオープンした有料老人ホームの最上階ラウンジ。ペイペイドームや海が見える(9日、福岡市早良区の「サンカルナ西新」で)=貞末ヒトミ撮影

 西日本鉄道(福岡市)が6月にオープンした福岡市早良区の住宅型有料老人ホーム「サンカルナ西新」は、同社最上クラスだ。14階ラウンジから海を望め、レストランで佐賀牛を味わえる。モデル料金(79歳1人、57平方メートル)は入居時の一時金が約4400万円、毎月の支払いが管理費など約17万円と高額だが、すでに7割埋まった。

 西鉄はこの2年間で5施設を相次いで開業して11施設となり、「運営コストが下がり、施設間で人材を融通できるようになった」と効果を強調する。入居時の一時金は高額のため、企業の信用力が施設選びで重要となる。その優位性を生かし、来年5月に7施設目を開業するJR九州のほか、九州電力や西部ガスも展開している。

 全国113か所の老人ホームやデイサービス施設を展開する大手のウチヤマホールディングス(北九州市)は、21年3月期に介護事業の売上高と利益が過去最高となった。03年の参入以来、新設を進めて増収を続け、規模拡大が利益にもつながっている。同社は「年5か所程度増やしたい」とする。

 大和総研の石橋未来研究員は「経営が安定すれば、待遇が改善してスタッフが定着し、介護サービスの質も向上する好循環となる。介護業界の再編は加速するだろう」と指摘する。

倒産最多118件 新設法人は増

 民間信用調査会社の東京商工リサーチによると、2020年の介護事業者の倒産件数は前年比6.3%増の118件で過去最多だった。このうち九州は12件。休業・廃業と解散も全国で15.1%増の計455件とこれまでで最も多かった。

 従業員5人未満の小規模事業者が倒産の7割近くを占めるのが特徴で、業種別で「訪問介護」が56件と最も多く、デイサービスなどの「通所・短期入所」が38件で続いた。新型コロナウイルスの影響で高齢者が利用を控えた業種とされる。

 一方、20年の新設法人は10.3%増の2746社。経営破綻した施設を引き継ぐ目的で設立された事業所も多く、新陳代謝が起こっている。

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使い方
2373664 0 ウィークリーけいざい 2021/09/17 05:00:00 2021/11/22 23:08:36 眺望がよいスカイラウンジを案内する担当者(9日、福岡市早良区の「サンカルナ西新」で)=貞末ヒトミ撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210917-OYTAI50002-T.jpg?type=thumbnail

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