脱炭素へ転換 沖縄の電力業界

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 沖縄の電力業界が、大きな変革期を迎えている。世界的な脱炭素化への対応を迫られているためで、本土復帰以降の課題となっている火力発電への高い依存度からの転換と、再生可能エネルギーの導入拡大という未来への道のりを県全体でどう描くかが問われている。(橋谷信吾、川口尚樹)

【動画】[沖縄文化の今]<3>沖縄民謡 歌い継ぐ「人々の魂」…生活と共に時代を表現

ヤシ殻で発電 うるまにバイオマス発電所

ヤシ殻を燃料にしている中城バイオマス発電所(15日、沖縄県うるま市で)
ヤシ殻を燃料にしている中城バイオマス発電所(15日、沖縄県うるま市で)

 沖縄本島中部に位置するうるま市の工業団地を進むと、高くそびえる発電設備が目に入る。再生エネ事業を手がけるイーレックス(東京)が九州電力子会社や沖縄ガスなどとともに2021年7月に運転を始めた「 中城なかぐすく バイオマス発電所」だ。出力は4万9000キロ・ワットで、年間11万世帯分にあたる電力を生み出している。

 同発電所で燃料として使われているのは、輸入したヤシ殻だ。発電の仕組みは火力発電と同様だが、燃料となる樹木が成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収するため、再生エネ設備として国の認定を受けている。イーレックスの担当者は「脱炭素化に貢献できる設備だ」と話す。

ペレットに加工される建築廃材など(14日、沖縄県うるま市のバイオマス再資源化センターで)
ペレットに加工される建築廃材など(14日、沖縄県うるま市のバイオマス再資源化センターで)

 バイオマス燃料となる木片の「ペレット」を建築廃材から製造する企業もある。うるま市の「バイオマス再資源化センター」で、地元のホテルや住宅の建設時に出る廃材を使い、完成したペレットは沖縄電力の火力発電所に供給している。同センターの前堂正志社長は「廃材として焼却しないことで、CO2の削減につながる脱炭素の燃料を生み出せる」と胸を張る。

1

2

3

4

5

沖縄復帰50年、特集と最新ニュース
沖縄復帰50年
スクラップは会員限定です

使い方
「地域」の最新記事一覧
2789517 0 ウィークリーけいざい 2022/02/25 08:00:00 2022/03/31 15:51:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/02/20220225-OYTAI50003-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)