新型コロナ 福岡県内のデータの推移 2021年

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悩みや不安 話して軽減

 昨年来の新型コロナウイルス禍。新たな変異株・オミクロン株の感染拡大による第6波も懸念される中、コロナの影響を受ける「心」のケアも重要な課題の一つだ。

 久留米大の保健管理センターの一室。教職員や学生をカウンセリングする大江美佐里・准教授(精神医学)は多い日は5人ほどと向き合う。コロナで悩みや不安を抱える人は後を絶たない。感染経験者は心の痛みを打ち明け、多くの人が感染の恐怖や 閉塞へいそく 感などを口にする。

メッセージを込めた標語を発信する大江准教授
メッセージを込めた標語を発信する大江准教授

 県は相談窓口を県精神保健福祉センター(春日市)に設けており、第5波ピークの8月には月に49件の相談が寄せられた。生きるのがつらいと感じる人向けの別の窓口はコロナ禍になって以降、相談数が約3倍になり、毎月500件を超える。

 「うつ病や自殺に至るケースを防ぐには分かりやすいメッセージを届ける必要がある」。カウンセリングでそう感じた大江准教授は昨年夏から、標語をかるた風に表記し、公開のフォーラムや講座、大学ホームページなどで発信している。例えば「コロナ」の3文字にかけ、「孤独・孤立は要注意」「ロックのみすぎ明日の後悔」「何かヘン?なら声かけを」と記し、人との触れ合いや、アルコールに依存しないことの大切さを説く。

 福岡市立東若久小(南区)は、市内の2校でクラスター(感染集団)が発生したのを受けて昨年末、「びょうきはびょうき人は人」などの標語を紹介し、校内掲示も行った。かるた風という遊び心に、児童は「面白い」と関心を寄せた。荒木信行校長は「『感染した人を差別してはいけない』と理解してくれたと思う」と教育的効果を語る。

 県こころの健康づくり推進室は悩みや不安について「一人で抱え込まず、窓口の専門家に話して」と呼びかける。大江准教授も「人に話すと軽減されることがある」とその効用を説明。「標語も必要な人に届くよう、広く活用してほしい」と話す。

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