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馬毛島自衛隊基地建設計画、賛成の動き

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市議会が意見書 関連施設を誘致

 防衛省が鹿児島県西之表市の 馬毛まげ 島で計画している自衛隊基地建設を巡り、地元となる種子島内の自治体や議会に賛成や関連施設誘致の動きが相次いでいる。23日には同市議会が建設に賛意を示す意見書を可決した。一方で、八板俊輔市長は計画反対の立場を変えていない。基地の円滑な運用には地元自治体の理解が欠かせないため、同省は同市の理解を得る努力を続ける方針だ。

市長は反対

 基地は南西諸島防衛の拠点のほか、米空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)移転候補地にもなっている。1月の市長選で、「騒音被害や豊かな自然への影響が大きい」として反対を掲げた八板市長が僅差で再選。市議も同時に改選され、賛否は 拮抗きっこう していた。

 しかし、防衛省が5月に実施したF15戦闘機の試験飛行を受け、中立市議が「市民から日常で気にするような音ではないという声が多数聞かれた」として賛成に転じた。これにより、「国の安全保障政策の重要性を理解し、賛意を表する」とする意見書が賛成7、反対6の1票差で可決された。

 採決後、八板市長は「市長としては計画に反対という立場が今のところ変わる可能性はない」と述べた。

地域振興に期待

 防衛省は種子島に自衛隊員の宿舎を設け、150~200人を常駐させる予定だ。種子島には建設業者や宿泊業者も多く、他2町にも基地整備による地域振興への期待が高まっている。

 種子島1市2町のうち 中種子なかたね南種子みなみたね 両町長は計画への明確な賛否は表明していない。一方で、南種子町は5月中旬、町商工会などでつくる「誘致推進協議会」と連名で隊員宿舎整備などを求める要望書を防衛相に提出。中種子町も昨年10月、関連施設誘致に向けた官民の協議会を発足させた。両町議会とも6月議会で、計画推進や隊員宿舎整備を求める意見書を可決した。

 南種子町の協議会に名を連ねる南種子旅館組合の日高広太郎組合長(63)は「中心街の空き店舗は増え続け、新型コロナウイルスの影響で観光客も大幅に減った。隊員や家族が住む経済効果に期待したい」と話す。

騒音調査

 防衛省は基地整備に向け、周辺海域のボーリング調査を進める一方、5月16、25の両日、FCLPを想定した試験飛行を実施した。6月24日に測定結果を発表し、騒音の最大値は77デシベル。70デシベルは「新幹線の車内並み」とされ、超えたのは、調査した14か所のうち、中種子町浜津脇地区(77デシベル)と西之表市の種子島合同庁舎(71デシベル)の2地点。6地点では騒音は確認されなかった。

 同省は昨年8月以降、西之表市などで24回の住民説明会を重ねており、今後も南西諸島の防衛体制強化の必要性を訴えていく方針だ。

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2154953 0 ニュース 2021/06/25 10:22:00 2021/06/25 13:18:42 2021/06/25 13:18:42 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210625-OYTNI50003-T.jpg?type=thumbnail

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