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認知症、社会とつながる…福岡市が人材バンク設立 協力企業、働く場提供

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 福岡市が6月、認知症の人を協力企業に紹介して社会参加を促し、認知症の人向けの商品開発のモニターとなってもらう人材バンクを設立した。認知症の人は2025年に高齢者の5人に1人に達すると推計される中、「共生」に向けた官民連携の取り組みが動き出した。(植田優美)

「意欲的になれる」

 「認知症の方が働いています」。6月22日、福岡市東区の「宮脇書店アイランドアイ店」入り口に、そんな看板が掲げられた。

 エプロン姿で書棚のホコリ取りに励んでいたのは、人材バンクに登録したノブ子さん(73)。約10年前に認知症の診断を受けた。市内で一人暮らしをしており、この日は月に1度の出勤日。約2時間、本の整理やコミックにフィルムを巻く作業をこなし、「仕事をしていると、自分が意欲的になっていくのがわかります」と晴れやかな表情を見せた。

 症状は10年前から徐々に進行し、今やっていた作業を忘れたり、道順が分からなくなったりすることが増えた。当初はふさぎ込み、失敗を恐れて外出も控えていたが、登録前の昨年、認知症の人が活躍する場づくりに取り組む市の企画でこの書店へ。「本が好き」と目を輝かせる様子に目をとめた市と書店に誘われ、「やってみよう」と踏み出した。

 職場では、市の委託を受けた人が交代で「パートナー」として付き添う。この日は、大庭欣二さん(54)が店内の見取り図を見せ、ホコリを取り終えた棚の位置を確認しながら作業を進めた。同店の運営を担う営業代行業「つなぐ」(福岡市)の名越弘樹社長(43)は「好きな本に触れることが、症状の進行を遅らせることにつながれば」と期待する。

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2212462 0 ニュース 2021/07/16 15:00:00 2021/07/30 09:49:52 2021/07/30 09:49:52 認知症の人も使いやすいよう開発されたガーデニングバッグ(ニチリウ永瀬提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210716-OYTNI50015-T.jpg?type=thumbnail

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