「会食、カラオケ自粛を」 大学は夏休みで感染に警戒…福岡でまん延防止再スタート

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 新型コロナウイルス対策として福岡県で「まん延防止等重点措置」が再びスタートした2日、福岡市の繁華街では、いつもと変わらず若者ら多くの人たちが行き交った。ワクチン接種が進んでいない若い世代の感染が目立つ中、県内の各大学は夏休みで学外の活動や帰省が増えることから、大人数での食事やカラオケを自粛するよう求めるなど、改めて学生への注意喚起に乗り出している。

繁華街に人出

立ち入りを制限するための柵の設置作業が行われる警固公園(2日午前10時17分、福岡市・天神で)=久保敏郎撮影
立ち入りを制限するための柵の設置作業が行われる警固公園(2日午前10時17分、福岡市・天神で)=久保敏郎撮影

 午前10時半頃、福岡市中央部の警固公園。密を避けるため市が前日から設置を進めているベンチや遊具周辺の立ち入り制限の柵の前を、若い買い物客らが通過していた。

 公園前で高校時代の友人2人と合流した同市南区の男子大学生(20)は「ゲームなどの買い物をする予定だが、感染が心配なので食事はやめます」と語った。

 県の統計では、7月(29日時点)の新規感染者の年代別割合は、30歳代以下が64・6%を占め、60歳代以上は6・6%にとどまった。2回目のワクチン接種を終えた県内の65歳以上は75%超となっており、感染抑止効果が表れているとみられる。

 県によると、10歳代、20歳代への接種に着手した自治体はまだ少ない。北九州市は9日から16~39歳の接種の予約受け付けを始め、予約枠が空いていれば同日から接種を受けられる。

 一方、福岡市や久留米市では、若者への接種が進んでいる。福岡市は7月22日に12~29歳の予約受け付けを始め、29日現在の予約率は12~19歳が18・9%、20歳代が23・6%という。高島宗一郎市長は8月2日の定例記者会見で、「若い人が接種をしない理由は不安。その不安感を 払拭ふっしょく するためにも、国の専門家会議が前面に立って若者の疑問に丁寧に答えてほしい」と述べた。

 県も、感染後の後遺症の恐ろしさやワクチン接種に関する正確な情報など、若者向けの発信に力を入れていく方針だ。

大学も呼びかけ

 県内の大学は重点措置の決定や県独自の「コロナ警報」の発動(7月28日)に合わせ、感染への警戒を改めて学生に呼びかけている。

 中村学園大(福岡市)は7月31日、大学の対応方針を公表した。同居家族を除く5人以上での会食を避けるほか、カラオケの利用を原則控えるよう新たに周知した。カラオケをした同大の学生が7月、感染したことを踏まえた措置。担当者は「夏休みに病院や保育園での実習がある学生もいるが、実習先に迷惑をかけられない。前期になんとか対面でできた授業について、後期に再びオンラインにすることは避けたい」と話す。

 西南学院大(同)も7月30日付で同様の行動指針を示し、「グループや友人との会食等に起因する感染の報告が多数確認されている」として、感染対策の徹底を求めた。

 久留米大(久留米市)は学生へのワクチン接種を進める一方、カラオケや宴会を原則禁止としている。

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