読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

【独自】北九州の事業所、PCB1400トン処理できず

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 国出資の特殊会社「中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)」北九州事業所が有害物質 PCB(ポリ塩化ビフェニール) を高濃度に含む廃棄物を、来春の期限までに無害化処理できないことが環境省への取材で分かった。新たな廃棄物が次々と見つかり、対応しきれなくなったためだ。処理するまで各事業者による厳重な保管が求められるほか、処理費用などの新たな問題が出てくる。(峰啓)

廃棄物次々追加

 同省によると、国が決めた期限までに処理できない廃棄物は約1400トンと予測。高濃度のPCBを含んだ電流を調整する安定器や塗料などの汚染物が主で、同事業所が昨年度に処理した量と同規模となる。

 2004年発効のストックホルム条約で25年までのPCB使用の全廃が決まり、国が対策に乗り出した。保有業者に処理を義務づけたうえ、汚染物などの高濃度廃棄物を、北九州市と北海道室蘭市に設置されたJESCO事業所で処理している。

 09年に稼働した北九州事業所では東海以西の27府県から出た廃棄物を処理。稼働時の計画では年間約750トンを処理し、16年までに終える予定だった。

 だが、把握していなかった廃棄物が各地で判明した。同省は「処理が間に合わない」とし、22年3月までに期限を延長。さらに、その後も、廃棄物は見つかり、同事業所は処理量を見直して作業ペースを上げたが、処理できなくなった。

PCB(ポリ塩化ビフェニール)  電気や熱を通しにくい油状の化学物質。蛍光灯などの電気機器や、屋外のさび止めなどに使われた。1968年に米ぬか油に混入したPCBを摂取した人が健康被害を訴える「カネミ油症事件」が発生。72年には製造中止となった。国は2001年に特別措置法を制定し、処理対策に乗り出している。

1

2

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2385962 0 ニュース 2021/09/22 07:00:00 2021/09/22 08:37:33 2021/09/22 08:37:33 北九州PCB処理事業所(9月21日午後5時21分、北九州市若松区で)=牟田口洸介撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210922-OYTNI50011-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)