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カネミ油症、認定患者の子や孫を初調査 国が実態把握へ…発覚53年、 「ようやく」「基準見直しつながれば」

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 食用油に有害な化学物質が混入し、深刻な健康被害をもたらした カネミ油症 の発覚から53年となる今年、認定患者の子どもや孫ら「次世代」を対象にした初の健康調査が始まっている。国は8月から病歴や自覚症状を尋ねる調査票を発送しており、今月末までの回答を求めている。

多くの被害を出した食用油(1987年3月撮影)
多くの被害を出した食用油(1987年3月撮影)

 次世代の救済に向けた調査で、健康被害の実態を把握するのが目的。患者の認定基準を定める全国油症治療研究班(事務局・九州大)が分析し、来年1月頃に中間報告が行われる見通しだ。

 次世代の中には、全身の 倦怠けんたい 感や頭痛、発疹など親世代と同じ体の不調に苦しむ人もいるが、被害の実態は明らかになっていなかった。

 原因物質であるダイオキシン類の血中濃度が認定基準を満たさないために患者と認定されていない人も多く、当事者からは「症状があれば患者と認めるなど、認定基準の見直しにつながってほしい」との声が出ている。

カネミ油症  カネミ倉庫(北九州市)が製造した米ぬか油による食中毒被害で、1968年10月に発覚。油を脱臭する工程でポリ塩化ビフェニール(PCB)やダイオキシン類が混入し、翌年までに長崎、福岡を中心に約1万4000人が吹き出物や手足のしびれなどを訴えた。患者と認定されれば、医療費や支援金などが支給される。認定患者は3月末現在で2353人(死亡者を含む)。

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2433320 0 ニュース 2021/10/10 05:00:00 2021/10/10 16:13:04 2021/10/10 16:13:04 <カネミ油症事件 発生から38年>おびただしい被害者を生んだ食用油(1987年3月、福岡県添田町で)    1987年3月16日撮影   2006年3月27日朝刊東京27(社会)面掲載<連載企画[書く]カネミ油症 発生から37年、苦しみ今も(カネミ油症事件)>おびただしい被害者を生んだライスオイル(1987年3月、福岡県添田町で)    1987年3月16日撮影   2005年11月5日朝刊西部21(西特21)面掲載※オリジナル※<カネミ油症事件 不安残し苦渋の和解>恨みの食用油(16日、福岡県添田町の紙野柳蔵さん宅で)     1987年3月16日撮影        ★未掲載(参考、21日朝刊西部23面)     ※使用の際は、撮影日、絵解きなどを紙面等で再確認して出稿してください※<掲載紙面記事>〈カネミ油症事件〉 1968年、カネミ倉庫(北九州市)製の食用米ぬか油に熱媒体のポリ塩化ビフェニール(PCB)が混入、油を摂取した人たちに激しい皮膚症状や内臓、神経疾患などが生じた食中毒事件。 原因食品は「カネミライスオイル」、病因物質はその後の調査研究でPCBの加熱で生じたポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)とコプラナーPCBというダイオキシン類が主であることがわかった。認定された被害者は国やカネミ倉庫、PCBを製造した鐘淵化学工業(現カネカ)に損害賠償を求めて提訴。87年、最高裁で鐘化と和解が成立、国への訴えを原告が取り下げ、裁判は終結したが、9年後に27億円の仮払金の返還を国(農水省)が請求し、元原告の被害者と家族が反発している。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211010-OYTNI50004-T.jpg?type=thumbnail

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