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8月に噴火した小笠原諸島付近の海底火山から噴出した軽石が、沖縄本島や鹿児島県の離島などに大量に漂着している。11日、沖縄県中部・

東シナ海に面する瀬良垣漁港は、前日までの北西の風を受けて運ばれたとみられる軽石で海面が広く覆われていた=写真=。係留された漁船や遊漁船の周辺に、数ミリから数センチの様々な形の軽石が、10センチほどの厚さで海面に浮いていた。
潜水機材を装備し顔を水中に沈めると、たちまち水中マスクの視界が遮られた。軽石が浮遊していない深みを目指して潜ったが、海中にはわずかな光も入って来ず、漆黒の闇に包まれていた。これまで何度も潜った沖縄の海とは違う、底知れない恐怖を感じた。(写真部 板山康成)