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大成建設は、無線による給電技術で電動キックスケーターに充電する実証実験を福岡市で始めた。将来的には電気自動車(EV)が道路を走行しながら充電する技術の確立を目指しており、実現に向けて充電の安定性や効率性などを検証する。

無線給電は、路面の下に送電機器を埋め込み、EVなどに受電機器を取り付けることで、ケーブルなどを使わなくても充電できる技術だ。福岡市の大型商業施設「マリノアシティ福岡」で15日に始めた実証実験では、電動キックスケーターの共有サービスを展開する「mobby」などと協力。今回は敷地内に無線給電機器を置き、キックスケーターに充電する。期間は30日までで、土日にはキックスケーターの試乗体験会も行う。
大成建設は2030年までの技術確立を目指しており、乗用車に加え、大型トラックやバスなどでの導入を見込む。将来的には道路に無線充電用レーンを設けることも想定しており、同社は「充電しながら走行できるため、小さなバッテリーでも航続距離を伸ばせる」としている。