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22日午前1時8分頃、日向灘を震源とする地震があり、大分市と大分県佐伯市、竹田市、宮崎県延岡市、高千穂町で震度5強を観測した。高知や熊本県などで震度5弱を記録するなど、中部から九州の広い範囲で揺れが観測された。この地震による津波はなかった。気象庁によると、震源の深さは45キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・6と推定される。

各地の消防などによると、大分県で6人、宮崎県で4人、熊本、佐賀、山口県で各1人の計13人のけが人が確認されている。

大分市内では、2人が重傷で、80歳代の女性が転んで腰を打って骨折した疑いがあり、80歳代の男性も腰や左脇腹を打った。

建物への被害では、宮崎県延岡市の北浦体育館で窓ガラス24枚が割れているのが、大分県ではブロック塀の倒壊などが確認されている。
22日未明に記者会見した気象庁の束田進也・地震津波監視課長は「今後2、3日は規模の大きな地震が発生することが多くある。1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意が必要だ」と警戒を呼びかけた。