新幹線整備で「佐賀県との関係作りが必要」、長崎県知事選で初当選の大石さん…現職にわずか541票差

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 長崎県知事選から一夜明けた21日、初当選を飾った新人で元厚生労働省医系技官の大石賢吾さん(39)は長崎市内で報道陣に対し、「数多くの課題に、丁寧に迅速に対応する」と意気込みを語った。知名度ゼロからのスタートで、4選を目指した現職にわずか541票差で勝利し、「必ず届くと信じていた」と晴れやかな笑顔を見せた。

初当選から一夜明け、報道陣の質問に答える大石さん(21日午前8時24分、長崎市の事務所で)=坂口祐治撮影
初当選から一夜明け、報道陣の質問に答える大石さん(21日午前8時24分、長崎市の事務所で)=坂口祐治撮影

 今回の知事選では、現職の中村法道さん(71)を過去3回支援してきた自民党県連が大石さんを推薦し、県連や友好団体で支持が割れる保守分裂選挙となった。告示の約1か月半前に出馬表明した大石さんは、国会議員の来援やSNSの活用で無党派層が多いとされる都市部で浸透し、これまでの同県知事選では最も僅差となる勝利を引き寄せた。

 知事選では、重要課題に対する中村県政の対応を厳しく批判した大石さん。佐賀県と整備方式を巡って主張が対立し、進展が見られない九州新幹線長崎(西九州)ルートの未着工区間の整備については、「佐賀県としっかりコミュニケーションがとれる関係作りが必要だ。できるだけ早く(佐賀県に)足を運びたい」と述べ、打開に向けて行動を起こす考えを示した。

 自身の肩書がアピールポイントとなった新型コロナウイルス対策については、「社会機能を維持できる基準を示しながら進めたい」と述べ、きめ細かな対応を取る考えを強調した。

 自民県連や国会議員団を二分する選挙となり、懸念される関係修復に関しては、「意見が違う方とも是々非々で連携を取っていきたい」と語った。

 一方、中村さんは20日深夜、落選の一報に「県民の厳しい選択の結果だ」と受け止めた。敗因としては、世代交代を求める声の高まりや保守分裂の影響を挙げ、「コロナ対策で公務を優先させ、政策や思いを伝える機会を十分に持てなかった」とも述べた。1973年に入庁して副知事などを歴任し、2010年から3期12年にわたり知事を務めた中村さんは、今後の県政について「課題が山積しており、新しいリーダーの下でしっかりとした未来を切り開いていってほしい」と言葉を絞り出した。

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