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2020年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県・球磨川の治水対策で、支流・川辺川に設置が検討されている流水型ダムについて、国が35年度の完成を目指す方針であることがわかった。
複数の関係者によると、国土交通省が23日、水没予定地がある熊本県五木村と同村議会の関係者に方針を説明した。調査設計や環境影響評価などに5年程度、ダム本体工事に9年程度を見込んでいるという。
川辺川ダム計画は、旧建設省が1966年に発表。当初350億円とされていた事業費が膨らんだことなどから、「脱ダム」を掲げる民主党政権が2009年に中止した。しかし、九州豪雨を受けて、県が流水型ダム建設を要望したことから、国交省が流水型ダムを柱とする河川整備計画の策定を進めている。