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初代沖縄開発庁長官を務めた山中貞則氏(2004年に82歳で死去)の生誕100年に合わせた式典や講演会などの記念事業が7月、出身地の鹿児島県曽於市で企画されている。新型コロナウイルス禍で1年遅れの開催となったが、沖縄の本土復帰50年の節目の年に重なった。主催者は「沖縄に生涯をささげた政治家がいたことを知ってほしい」と話している。
山中氏は本土復帰前の1970年、沖縄問題を担う総理府総務長官に就任。全ての有人離島を訪れて「島ちゃび(離島苦)」の解消に努めた。水不足問題を抱えていた沖縄県竹富町・黒島では海底送水管の設置に取り組んだといい、元同町長の那根元さん(81)は「島の恩人。感謝してもしきれない」と振り返る。
米国統治下の琉球政府行政主席から知事に就いた
記念事業は地元の顕彰団体が主催。7月23日には、沖縄からも出席者を招き、記念式典などを行う予定。
