伊万里焼の窯元で始まった磁器の風鈴作り(27日、佐賀県伊万里市で)=秋月正樹撮影
佐賀県伊万里市の
大川内山
地区の窯元で、伊万里焼の風鈴作りが本格化している。磁器の風鈴は高音の澄んだ音色が特徴。地区には30の窯元があり、4月頃から風鈴作りが盛んになっているという。
「市川
冬山
窯」には、香炉などを作るときに使う「透かし彫り」の技術を取り入れたり、色鮮やかな花の絵が描かれたりした風鈴が並ぶ。8月中旬までに約300個を作るといい、2代目の市川直純さん(59)が波模様などを一つずつ丁寧に彫っていた。地区では、6月18日~8月31日、窯元の軒先に風鈴を飾る「風鈴まつり」が開かれる。