九州北部 最速梅雨明け…福岡水不足懸念の声

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 気象庁は28日午前、九州北部(山口県を含む)、四国、中国、近畿、北陸の各地方が梅雨明けしたとみられると発表した。いずれも統計が残る1951年以降で最も早く、平年より19~25日早い。福岡県内では貯水率が20%程度のダムがあり、水不足への懸念の声も上がっている。

梅雨明けの強い日差しの中、マスク姿で日傘を差して歩く女性たち(28日午前、北九州市小倉北区で)=浦上太介撮影
梅雨明けの強い日差しの中、マスク姿で日傘を差して歩く女性たち(28日午前、北九州市小倉北区で)=浦上太介撮影

 気象庁によると、今年は偏西風が北寄りに蛇行していることで、太平洋高気圧の張り出しが強く、梅雨前線の北上が例年よりも早まった。

 今年の梅雨入りは、九州北部が6月11日、四国が同13日、中国、近畿、北陸が同14日に発表された。梅雨の期間は速報値で14~17日間となり、北陸以外は過去最短で、北陸は2番目に短い。これで梅雨のない北海道を除き、梅雨明けが発表されていないのは東北地方だけとなった。

 早い梅雨明けを受け、ディスカウント店のミスターマックス・ホールディングス(福岡市)は売り場を拡充していた除湿器や布団乾燥機を、手持ちタイプの小型扇風機などに変更する準備を始めた。連日の暑さで首元を冷やせる家電が売れて仕入れ数が不足しているといい、担当者は「この時期の梅雨明けは想定外だが、今年は節電が求められている。省エネ家電のPRにも力を入れたい」と話す。

 福岡管区気象台によると、梅雨期間中の今月11~27日の降水量は、福岡県内の全地点で平年の同時期を下回った。最も割合が低かったのは福岡市博多区と北九州市八幡西区で34%だった。

 福岡県によると、主要ダム21か所の27日現在の貯水率は59・7%で、平年と比べて約20ポイント低い。添田町の油木ダムの貯水率は28日午前0時現在、20・5%となっている。行橋市と苅田町では今月中旬から水道の給水の圧力を10%下げる「減圧給水」を実施。行橋市では小中学校のプール授業を見合わせている。市の担当者は「断水に備えた準備も進めている」と語った。

 気象庁によると、九州北部は週末にかけて晴れることが多く、35度以上の猛暑日となる可能性がある。

 環境省は熱中症予防策として、1時間にコップ1杯の水分補給やエアコンの終日使用を勧め、屋外では日陰に入ることが有効としている。

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