「半世界」南伊勢で試写…映画ロケ地

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阪本監督「撮影は15年前からの念願」

映画「半世界」の試写会後、舞台あいさつする阪本監督(左から2人目)
映画「半世界」の試写会後、舞台あいさつする阪本監督(左から2人目)

 映画「どついたるねん」や「顔」「エルネスト もう一人のゲバラ」などで知られる阪本順治監督が元SMAPの稲垣吾郎さんを主演に撮った映画「半世界」の特別試写会が、全国公開(2月15日)に先駆け、ロケ地となった南伊勢町で開かれた。

 「半世界」は、阪本監督のオリジナル脚本作品で120分。物語は、稲垣さん演じる炭焼き職人ら旧友3人が40歳を目前に再会して展開。人生半ばにしての生き方や、難しい年頃の息子や家族らとの関わりのなかで葛藤し、絆を考える姿が描かれている。

 撮影は2018年2~3月、南伊勢町を中心に、伊勢、津、松阪の各市など県内各所で行われ、伊勢志摩フィルムコミッション(伊勢志摩観光コンベンション機構内)や同町、県などが協力。昨秋の第31回東京国際映画祭コンペティション部門の観客賞に選ばれた。

 炭焼きのシーンは、実際にウバメガシの備長炭を焼いている同町のマルモ製炭所で撮影。太平洋や五ヶ所湾を眺望できる自然豊かな町の風景や、民家、店が登場し、住民もエキストラで出演した。

 町民文化会館で開かれた特別試写会では、町民を始め、鈴木英敬知事ら県内各地から集まった約300人が鑑賞。その後の舞台あいさつ・トークイベントに登場した阪本監督は「『半世界』は、日中戦争従軍カメラマンだった小石清氏の写真集のタイトル。撮影は15年前からの念願だった」と明かしつつ、「小石氏は戦場や兵士ではなく、路地の老人や子どもなど無名の人々や動物ばかりを撮った。そうした名もなき者の世界を描きたかった」と語った。

 エキストラを務めた同町下津浦、西村恒之さん(90)は「映画に地元の風景がたくさんでてきたし、この年でいい思い出ができた」と喜んだ。

 県内での上映は伊勢市曽祢の「伊勢進富座」(0596・28・2875)で2月15日から3月22日まで。

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407436 0 ニュース 2019/01/30 05:00:00 2019/01/31 10:40:36 2019/01/31 10:40:36 特別試写会の後、舞台あいさつする阪本順治監督(南伊勢町五ヶ所浦、町民大会で)=湯山誠撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190130-OYTNI50025-T.jpg?type=thumbnail

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