訪日客熊野へ誘致 三重交通グループ

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アジア、欧米へ 周遊プランPR

獅子岩
獅子岩
熊野古道松本峠
熊野古道松本峠
花の窟神社
花の窟神社
熊野地域への外国人誘客について説明する三重交通グループの喜多部長と熊野市観光協会の中平会長(左)(1月22日、熊野市で)
熊野地域への外国人誘客について説明する三重交通グループの喜多部長と熊野市観光協会の中平会長(左)(1月22日、熊野市で)

 三重交通グループホールディングス(津市)は、熊野古道の世界遺産登録15周年に合わせ、熊野市観光協会と連携して熊野への訪日外国人客(インバウンド)誘致に取り組む。伊勢、鳥羽に熊野を加えた観光周遊のモデルプランを作り、中国や東南アジア、欧米などでプロモーション活動を展開する。

 日本政府観光局の統計によると、訪日外国人数は昨年が前年比250万人増の3119万人(推計値)となるなど年々増加している。しかし、観光庁の調査では、17年の外国人の都道府県別訪問率は東京(46・2%)や大阪(38・7%)、千葉(36・0%)、京都(25・9%)などに集中しており、三重は0・6%で34位に低迷している。

 三重交通グループはこれまで、中国・上海や台湾などで観光誘客のプロモーション活動を展開してきたが、観光地としては、伊勢神宮や鳥羽水族館、志摩スペイン村といった人気スポットがある伊勢志摩地域が中心で、熊野地域へのインバウンド誘致は実施してこなかった。県内への外国人訪問率が低迷する中、新たに熊野地域の観光資源をアピールしようと、熊野市観光協会と連携することにした。

 勝算もある。昨年9月、市観光協会が伊勢志摩、伊賀、北勢地域などを視察に訪れた上海の旅行会社関係者を熊野へ案内したところ、世界遺産の鬼ヶ城や、三重、奈良、和歌山にまたがる瀞峡どろきょう巡りなどが好評だったという。

 モデルプラン(4泊5日コース)では、中部空港(愛知県常滑市)から三交バスで熊野へ移動し、世界遺産の熊野古道や獅子岩、日本最古の神社とされる花のいわや神社、丸山千枚田などを周遊。その後、鳥羽シーサイドホテル(鳥羽市)に宿泊して伊勢志摩地域を観光し、御在所ロープウエイ(菰野町)やナガシマリゾート(桑名市)がある北勢地域を経由して中部空港へ戻る。

 市観光協会の中平孝之会長は「かつては伊勢神宮の参拝者が熊野古道伊勢路を通って熊野三山を目指した。世界遺産登録15周年と合わせ、伊勢・鳥羽と熊野を結ぶ役割を果たしたい」と熊野地域への外国人誘客の意義を語った。三重交通グループ企画室の喜多正幸部長も、「今後はタイやベトナム、欧米でもプロモーション活動を展開し、県内の各観光協会と連携するなどオール三重で誘致に取り組みたい」と誘致拡大に意欲を見せた。(新良雅司)

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433306 0 ニュース 2019/02/07 05:00:00 2019/02/07 05:00:00 2019/02/07 05:00:00 獅子岩(1月23日午前10時6分、熊野市で)=新良雅司撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190206-OYTNI50047-T.jpg?type=thumbnail

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