好敵手とホンダ鈴鹿へ 夏の甲子園決勝で死闘

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大阪桐蔭高出身・福島さん 三重高出身・長野さん

甲子園でライバルだった長野さん(右)と福島さん。ホンダ鈴鹿でチームメートとして活躍を誓う(2月、鈴鹿市で)
甲子園でライバルだった長野さん(右)と福島さん。ホンダ鈴鹿でチームメートとして活躍を誓う(2月、鈴鹿市で)

 全国高校野球選手権大会で優勝を争ったライバル2人が、チームメートとして社会人野球で日本一を目指す。三重高(松阪市)出身の長野勇斗さん(22)と大阪桐蔭高(大阪府)出身の福島孝輔さん(22)は2014年夏の甲子園決勝戦を戦った。ともに社会人野球の名門・ホンダ鈴鹿(鈴鹿市)への入部が決まっており、「日本一を目指し、チームに貢献したい」と意気込んでいる。

 2人は昨年11月、京セラドーム大阪(大阪市)で甲子園以来初めて再会した。社会人野球日本選手権に出場したホンダ鈴鹿の試合を観戦するためだった。大学は長野さんは関東、福島さんは関西に進み、ほとんど接点はなかったが、互いに一目で分かった。「忘れるわけない」

 甲子園の決勝戦はまさに死闘だった。二回、三重が2点を先取すると、大阪桐蔭が追い付く。五回に三重が1点勝ち越したが、七回に大阪桐蔭が逆転し、4―3で夏の甲子園4度目の優勝を果たした。

 この試合で2人には“因縁”がある。大阪桐蔭は七回に一死三塁のピンチを迎えたが、投手の福島さんがスクイズを見抜いて走者を挟殺し、逆転劇につなげた。その時の走者が長野さんだった。

 長野さんは「あの時のエースとチームメートになるなんて。何かでつながっているんでしょうか」と話せば、福島さんは「試合には勝ったけど、勇斗には3安打されたんです」と少し悔しそうに振り返った。

 ホンダ鈴鹿は1994年に都市対抗野球全国大会で優勝、その後、低迷期もあったが、2016年に8強入りするなど着々と力を付けている。4月の入社を前に、ともに1月に入寮して練習に参加しており、2月26日には沖縄でのキャンプに合流した。

 ホンダ鈴鹿で長野さんは外野手、福島さんは投手を務める。長野さんは「給料を受け取りながら野球をする。チームに貢献し、会社のPRや社員の士気向上につなげたい」、福島さんも「社会人である以上、野球も仕事になる。切磋琢磨せっさたくまし、早く戦力になりたい」と意気込みを語った。(南条哲治)

469638 1 ニュース 2019/03/02 05:00:00 2019/03/02 05:00:00 2019/03/02 05:00:00 甲子園でライバルだった(左から)福島投手と長野選手。社会人野球ではチームメートとして活躍を誓う(12日午後2時8分、鈴鹿市住吉町のホンダアクティブランドで)=南条哲治撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/03/20190301-OYTNI50061-T.jpg?type=thumbnail

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