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娘の命 医療が救った 津で感謝の写真展

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島旅作家・写真家 河田さん

小児科・粟屋豊先生44歳 夏帆4歳(1991年)(c)Kawada Machiko
小児科・粟屋豊先生44歳 夏帆4歳(1991年)(c)Kawada Machiko
河田さんと夏帆さん(本人提供)
河田さんと夏帆さん(本人提供)

 国内外の島を旅しながら暮らしぶりなどを紹介する「島旅作家」で、東京都在住の写真家、河田真智子さん(68)が、重度の障害のある娘と、娘を支え続ける医療関係者らの姿を記録した写真展「医療への信頼」が、津市美里町のギャラリー0369で19~28日に開かれる。コロナ禍の今だからこそ伝えたい医療関係者への感謝を表現しようと開催する。(松永成勝)

 河田さんの長女夏帆さん(34)は1987年、脳に重い障害を持って生まれた。命の危機を何度も乗り越えた夏帆さんが16歳になった時、河田さんは「娘がこの世に存在したことを何かの形で残したい」と思い立ち、撮りためたスナップ写真による初の写真展を2004年に東京・新宿のニコンサロンで開催。その時たまたま会場を訪れた津市在住の写真家松原豊さん(54)と知り合ったことがきっかけで、松原さんが5年前に開設したギャラリーでの写真展が実現した。

 出品される作品は、仮死状態で生まれた夏帆さんの 分娩ぶんべん 室から始まる34年間の医療の記録だ。生後5か月から21歳までお世話になった主治医との出会いと別れ、気管切開のため手術室に向かう夏帆さんの姿、訪問医や訪問看護師による診療の様子など約25点が展示される。

 重度の身体障害と知的障害がある夏帆さんは、胃ろうや気管切開などの手術を経て、現在は在宅で医療を受けている。夏帆さんが医療に支えられてきたおかげで、河田さんは安心して東京から各地の島に通い、島の姿を伝えるというライフワークを続けている。

 「娘は医療関係者の懸命な支えで命をつないできた。それに対する感謝がこの写真展」と河田さんは語り、「コロナ禍で医療関係者は疲弊している。世の中の人々、とりわけ政治にかかわる人に医療への敬意を持ってほしいとの思いからこの時期に開催することにした」と説明する。

 河田さんはまた、「写真展は、見る人と空間を共有する芸術。私の写真を見ている人の背中を見ていると、その人と夏帆と私が同じものを共有できるような一体感を覚える」とも話す。初日はギャラリーで来場者を迎える予定だ。入場無料。24、25日休廊。問い合わせはギャラリー0369(059・279・3703)。

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2525731 0 ニュース 2021/11/17 05:00:00 2021/11/17 05:00:00 2021/11/17 05:00:00 小児科・粟屋豊先生44歳 夏帆4歳(1991年)(c)Kawada Machiko https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211116-OYTNI50036-T.jpg?type=thumbnail

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