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19歳乙女 忍者修行中

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三重大・外山さん 講義で知識、頭領と鍛錬

 「忍者を学びたい」。その一心で三重大に入学した女子学生がいる。人文学部1年の外山りおさん(19)=写真=。忍者研究で知られる山田雄司教授の講義で知識を身につけながら、伊賀市の伊賀流忍者博物館でのショー出演を目指して鍛錬を重ねる。「早く一人前になって、忍者の魅力を日本中や世界中に広めたい」と話す。(反保真優)

浮田さん(左)の指導で、二丁鎌の演武を練習する外山さん(三重大で)
浮田さん(左)の指導で、二丁鎌の演武を練習する外山さん(三重大で)

 「せー!」。黒ずくめの忍者衣装に身を包み、表情を引き締めた外山さん。農具の鎌を両手に持ち、二丁鎌の演武を披露すると、師匠である「伊賀忍者特殊軍団・ 阿修羅あしゅら 」頭領の浮田半蔵さんから「集中!」と声がかかった。

 外山さんは埼玉県出身。幼い頃から、映画や漫画に登場する侍や忍者のアクションに強くひかれた。高校2年の時に山田教授の著書と出会い、「本当の忍者は跳びはねたり、手裏剣を投げたりしない。変幻自在に変身して情報収集したり、隠し武器で戦ったりした」と知り、さらにのめり込んだ。その後、伊賀で阿修羅のショーを見学。史実に基づいた大迫力の演武に感動を覚えた。

 全国で唯一、忍者・忍術学の講義がある三重大を志望し、猛勉強して合格。今春入学すると、憧れの山田教授の講義を受け、忍者の生き抜く知恵や心を学んだ。「一番前の席で講義を受けており、最も熱心な学生」と山田教授。忍者好きの学生たちでつくる「忍者部」にも入り、「九字護身法」と呼ばれる呪文や体術について語り合う日々だ。

 忍者について学ぶうち、「自分自身が忍者になる」道を志すように。8月、浮田さんが主宰する「半蔵塾」に弟子入り。日曜ごとに伊賀市へ通い、ショーの裏方を手伝いながら、浮田さんの厳しい個別指導を2時間みっちり受けている。常にアザだらけ、筋肉痛だが、「忍者になるための努力の証し。うれしい痛みです」とほほえむ。

 幸い、幼い頃から習っていた空手の経験が生き、柔軟性や武術の感覚は備わっている。一方、体力のなさが課題で、「技のキレを身につけたい」と、毎日3キロのランニングやジム通いも始めた。浮田さんは「夢があるから熱意は人一倍。ちゃんと勉強したうえで技も習得したら、すごい忍者になれるだろう。若い力で忍者文化を広めてほしい」と期待を寄せる。

 目標は来春の忍者ショーデビュー。「在学中に、真剣や鎖鎌など本物の武器を使った技を習得し、観客の度肝を抜くパフォーマンスを見せて、忍者好きを増やしたい」と意気込んでいる。

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2541337 0 ニュース 2021/11/23 05:00:00 2021/11/23 05:00:00 2021/11/23 05:00:00 刀で演舞を練習する外山さん(17日午後5時30分、津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211122-OYTNI50047-T.jpg?type=thumbnail

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