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植物由来「肉」おいしい! 三重大付属中 新たな食の選択肢に 食べて学ぶSDGs

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大豆ミートを使ったキーマカレーの給食を食べる生徒ら(津市で)
大豆ミートを使ったキーマカレーの給食を食べる生徒ら(津市で)

 三重大教育学部付属中学校(津市)で、植物由来の食材を使った「プラントベースフード」を給食に活用する食育授業が行われた。「食べて学ぶSDGs」がテーマで、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)、食と環境問題とのつながりについて学んだ。

 22日に行われた授業は、食品加工会社「あづまフーズ」(菰野町)と建設コンサルタント「八千代エンジニヤリング」(東京都)が主催した。

 授業ではまず管理栄養士の塚原絵理さんがオンラインで、食と環境問題のつながりについて講義した。

 畜産や酪農で排出される二酸化炭素などの温室効果ガスが全体の15%を占めることや、牛肉から大豆ミートに替えることで温室効果ガスや水の使用量などが90%減り、飢餓人口の減少にもつながると説明。「たまにお肉の代わりに大豆を食べることや、毎日残さず食べることが環境を守ることにつながる」と呼びかけた。

 続いて、あづまフーズの松永瞭太さんが、大豆ミートや、こんにゃく粉から作った「まるで魚シリーズ」について紹介。「プラントベースフードが新たな食の選択肢となり、おいしい次世代フードが手軽に手に入るようにしたい」と述べた。

 この日の給食で生徒らは、あづまフーズの大豆ミートを使ったキーマカレーを試食。2年の男子生徒(13)は「家畜で温室効果ガスが多く排出されるとは知らず、驚いた。お肉のような食感でおいしかった」と笑顔をみせた。

 カレーをおかわりしていた2年の女子生徒(14)は「津市内のスーパーでも大豆ミートが売られているのは知らなかったので、探して食べてみたい。給食も毎日残さず食べ、フードロスをなくせるよう心がけたい」と話していた。

本物の刺し身そっくりな「まるで魚シリーズ」
本物の刺し身そっくりな「まるで魚シリーズ」

 あづまフーズが開発、販売する「まるで魚シリーズ」はマグロの赤身やサーモンの刺し身そのものだが、正体は「こんにゃく」だ。

 「さく」(塊)の状態(1本約230グラム)でパック詰めされており、すしネタの大きさに切るなどして使う。マグロ、サーモン、イカの3種類を用意。食感はぷりぷりとした弾力があり、見た目も実際の刺し身とほとんど変わらない。

 こんにゃくが原料のため、健康や体質などの理由で生魚を食べられなかったり、控えていたりする人に向いている。100グラム当たり57キロ・カロリーで脂質は0グラム。カロリーはキハダマグロやシロサケの約半分で、コウイカの64キロ・カロリーを下回る。動物系由来の食品を口にしない「ビーガン」と呼ばれる人たちのニーズにも合っている。

 同社は、独自技術で臭みを減らした大豆ミートを販売してきた。今回、台湾企業が持つ食品の成形技術に着目。マグロやサーモンにある筋肉の膜による白い線まで再現した。コロナ禍で行き来ができず、試作品を航空便で何度も送ってもらい食感を本物に近づけた。

 同社では、「GREEN SURF(グリーン サーフ)」のブランド名で展開していく考えで、担当した松永さんは「こんにゃくに由来した『刺し身』だというユニークさだけでなく、食料問題やSDGsについて、考えるきっかけにもなればうれしい」と話している。

 価格は1本990円(税込み)で、「あづまルシェ」(http://www.azumarche.jp/)で購入できる。

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2557843 0 ニュース 2021/11/30 05:00:00 2021/11/30 05:00:00 2021/11/30 05:00:00 ベジミートを使ったキーマカレーの給食を食べる生徒ら(22日午後0時44分、津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211129-OYTNI50034-T.jpg?type=thumbnail

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