キーウ破壊「希望奪われた」 美しい街も生活も一変

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講演でウクライナへの支援を呼びかける浅井さん(伊賀市で)
講演でウクライナへの支援を呼びかける浅井さん(伊賀市で)

 ロシアの軍事侵攻を受けたウクライナから、出身地の伊賀市に避難している浅井絵利香さん(36)が17日、同市西明寺のヒルホテルサンピア伊賀で開かれた上野ロータリークラブ(空森栄幸会長)の例会で講演した。首都キーウ(キエフ)で過ごす家族との平穏な生活が一変し、街が破壊された状況を「希望が奪われた」と語り、改めて支援を呼びかけた。(尾崎晃之)

 浅井さんは3月に2人の娘と帰国して以降、キーウに残った夫と義母の無事を祈りながら、催しなどに参加して同国の現状を市民らに伝えている。

 講演では、昨年3月から暮らしていたキーウでの体験やウクライナの文化について語り、「バスや鉄道で子ども連れに席を必ず譲る習慣がある」「景観保全に力を入れていて、美しい街並みが広がっている」などと説明した。

 しかし、2月にロシア軍の攻撃が始まり、「きれいな街が壊され、子どもが犠牲になっている。ウクライナ人はすごくつらい気持ちを抱えている」と述べた。

 空襲警報のたびに、浅井さん家族も近隣住民らと一緒にシェルターに避難。地下深いため、スマートフォンなどがつながりにくく、互いに知っている情報やニュースを伝え合ったり、食べ物を融通し合ったりして過ごした。そんな中で、現地の人に「日本の政府開発援助(ODA)に感謝している」といった言葉をかけてもらったことが「うれしかった」と振り返った。

 キーウでも銃撃戦が繰り広げられたという。浅井さんは「子どもが公園で遊ぶといった普通の生活ができなくなった。復興へ、日本から未来への希望を与えてほしい」と力を込めた。

 同クラブではウクライナ支援を検討。空森会長は「一日も早く、平和なウクライナを取り戻せるように願っている」と話した。

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