「頼り上手」成長実感

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

早朝、幸恵さん(左)が大急ぎで通勤準備をする中、結愛ちゃんの髪をとかすやし子さん(右)。後ろでは、洋さんが食器を洗う(7月3日、東松島市で)
早朝、幸恵さん(左)が大急ぎで通勤準備をする中、結愛ちゃんの髪をとかすやし子さん(右)。後ろでは、洋さんが食器を洗う(7月3日、東松島市で)

 

藤原洋さん(32)と幸恵さちえさん(31)の長女、結愛ゆあちゃん(3)の周辺で最近、“不可解な事件”が起きた。第一発見者は幸恵さんの母、内海やし子さん(61)だ。

 7月上旬、やし子さんが結愛ちゃんの髪をくしですいたら、そこには大量の髪の毛が。結愛ちゃんをよく見ると、前髪の一部が短くなっている。自分でハサミを使い、いたずらして切った可能性があるが、目の見えない夫婦は「わからない」という。

 別の日には結愛ちゃんの背中の服の下から、四つ折りに畳まれた保育所の集合写真が出てきた。アルバムは2階寝室のクローゼットにあったはずなのに、どうやって入れたのだろう――。

 だが、2人はそのたびに真剣に話し合い、対策を講じる。「手の届くところに物を置かないように注意しよう」と洋さん。子育てを通して娘夫婦は親としての自覚が芽生えてきたと、やし子さんは思う。

 「藤原さんは忘れ物がほとんどない」と話すのは、結愛ちゃんが通う保育所の今宮洋子所長(56)だ。提出物も必ず期限までに出す。「前日、きちんと準備されていることが伝わってきます」

 幸恵さんは「他の子と同じように通わせたいし、保育所や他のお母さんにも迷惑をかけたくない」と語る。

 藤原家には週3回、ホームヘルパーが訪問し、掃除や買い物を手伝っている。

 ヘルパーの熊谷節子さん(60)は4年前、赤ちゃんが生まれると聞いて「大変なことになった」と内心思った。それまでも、例えば部屋が散らかっていれば依頼された支援ではなくても熊谷さんが片付けた。そこに子育てが加わるのだ。

 しかし、いざ始まってみると杞憂きゆうだった。結愛ちゃんの着替えやおむつ交換、朝ごはんづくりは幸恵さんがやった。一方、風呂の排水溝の掃除など、夫婦にできない作業を具体的に頼まれるようになった。

 世話になる部分は遠慮せず、できるところは自分たちで。「2人は最近よく頼ってくれている。『頼り上手』は成長の証し」と熊谷さんは感じている。

無断転載禁止
36415 0 希望の瞳~全盲子育て~ 2018/08/11 05:00:00 2018/08/11 05:00:00 早朝、幸恵さん(左)が大急ぎで通勤準備をする中、結愛ちゃんの髪をとかすやし子さん(右)。後ろでは、洋さんが食器を洗う(7月3日、東松島市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180811-OYTAI50010-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

一緒に読もう新聞コンクール

新着クーポン

NEW
参考画像
お食事処ご利用2,000円以上で5%割引
NEW
参考画像
800円650円
NEW
参考画像
ご宿泊のお客様にコーヒー1杯サービス
NEW
参考画像
2000円1800円

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
挑むKANSAI
読売新聞社からのお知らせ