秋探し舟下りもお勧め 車体と名産モモの花描く<阿武隈急行>

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阿武隈川を屋形船で遊覧する「阿武隈ライン舟下り」(丸森町で)
阿武隈川を屋形船で遊覧する「阿武隈ライン舟下り」(丸森町で)
南角田駅を出発する阿武隈急行の車両(角田市で)
南角田駅を出発する阿武隈急行の車両(角田市で)

 「あぶきゅう」の愛称で親しまれている阿武隈急行は、柴田町の槻木駅から丸森町の丸森駅までの旧国鉄丸森線が前身。宮城、福島両県や沿線自治体などが出資する第3セクターが路線を引き継ぎ、1986年に開業した。88年には丸森駅から福島市の福島駅まで延伸。54・9キロを24駅で結び、沿線住民の通勤、通学に欠かせない足となっている。

 ◇県境復旧作業進む 昨年10月の台風19号では土砂崩れで線路が寸断され、県境の富野―丸森駅間は今も不通に。10月31日の運転再開に向けて、復旧作業が進められている。

 運行する槻木―丸森駅間では、車両が田園地帯を駆け抜ける。沿線の角田市には、ロケットエンジンを研究・開発している宇宙航空研究開発機構(JAXA)角田宇宙センターがある。丸森町の「蔵の郷土館 斎理屋敷」は、江戸時代後期から昭和にかけて栄えた豪商の屋敷や蔵を一般に開放。収集された美術品も展示され、往時の栄華がしのばれる。

 人気の観光スポットは、「阿武隈ライン舟下り」。丸森駅から川に向かって約1キロ離れた乗船場を起点に、名勝や奇岩が点在する阿武隈川約4キロを舟で往復する。

 春は新緑、夏の濃緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の渓谷の景観を舟の上から楽しめる。10月下旬頃からは、川を遡上そじょうするサケに遭遇するチャンスもある。

 さらに日が進むと、山並みも色づき始め、紅葉が見頃を迎える。秋限定で、地元でとれた野菜をふんだんに使ったいも煮を味わえるプラン(要予約)もある。

自転車持ち込みOK 車内に自転車を無料で持ち込める「サイクルトレイン」も行っている。自転車を折りたたんだりせず、そのまま乗せられる手軽さが売り。阿武急の担当者は「沿線の観光地巡りにサイクリングを組み合わせてみては」と勧める。

(鶴田裕介)

阿武隈急行の鉄印
阿武隈急行の鉄印

 阿武隈急行の鉄印=写真=は、2本の横ラインが入ったおなじみの車体に、沿線の名産モモの花をあしらったデザイン。福島市のシンボルである吾妻小富士(1707メートル)と、春先に現れる雪形ゆきがた「種まきうさぎ」の姿も描かれている。山肌の雪がうさぎのような形に解け残ったもので、春の訪れを告げる風物詩として市民に親しまれている。担当者は「福島らしさを詰め込んだ」と説明する。

 記帳は福島駅の窓口のみ。書き置き台紙を渡すと、駅員が押印して日付を記入してくれる。記帳料(300円)のほか、切符の購入も必要。鉄印帳(2200円)の販売は、有人駅(福島、保原、梁川、丸森、角田)で行っている。問い合わせ(平日午前9時~午後6時)は、同社企画営業課(024・577・7132)。

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

無断転載・複製を禁じます
1535957 0 鉄印帳を携えて 2020/10/10 05:00:00 2020/10/13 19:35:56 阿武隈川を屋形船で遊覧する「阿武隈ライン舟下り」(28日午前、宮城県丸森町で)=武藤要撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201009-OYTAI50167-T.jpg?type=thumbnail

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