娘の遺骨両親の元に 津波で不明涙の「再会」

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遺骨を受け取り、真希さんの写真を見つめる大久保さん夫妻(24日、亘理署で)
遺骨を受け取り、真希さんの写真を見つめる大久保さん夫妻(24日、亘理署で)

 東日本大震災の津波で行方不明になっていた山元町の大久保真希さん(当時27歳)の遺骨が24日、亘理署から両親に引き渡された。「生身の娘が帰ってくるくらいの気持ちで待っていた」。まな娘との8年7か月ぶりの再会に、両親は涙を流しながら喜んだ。

 大久保さんは震災当時、同町の常磐山元自動車学校の事務職員で、多くの教習生とともに津波の犠牲になった。大久保さんの両親は2012年、学校側に損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こし、16年に仙台高裁で和解が成立した。

 今年8月、同町沖約6キロで漁師が引き上げた網に下あご部分の人骨があり、DNA鑑定などの結果、大久保さんのものと確認された。

 この日、父・三夫さん(66)が菅原優署長から遺骨の入った木箱を受け取ると、隣にいた母・恵子さん(61)は、左手で木箱をなで、目頭を押さえた。三夫さんは「かけらでもいいからと、ずっとずっと待っていた。諦めないでよかった」と喜びをかみ締めた。恵子さんは木箱を強く抱きしめ、「こんなに軽くなっちゃったけど、やっと帰ってきたんだね」と声を詰まらせ、「ずっと寒いところにいたと思うので、しばらくは自宅で一緒に過ごしたい」と話した。

 県警によると、震災の行方不明者は24日現在、1217人。

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862988 0 ニュース 2019/10/25 05:00:00 2019/10/25 05:00:00 2019/10/25 05:00:00 遺骨を受け取り、真希さんの写真を見つめる大久保夫妻(24日午前10時17分、亘理署で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191025-OYTNI50006-T.jpg?type=thumbnail

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