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男子新体操ネット発表会 総体など中止で学生ら参加

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オンラインで動画配信された名取高校男子新体操部の演技(12日、白石市で)

 新型コロナウイルスの影響で全国高校総体(インターハイ)などの主要大会が中止になった男子新体操の選手を支援しようと、仙台で結成され、世界で活躍するパフォーマンス集団「白A」のメンバーが、オンラインによる発表の場を提供している。今月、白石市で初めてのオンライン配信用の演技会が行われ、一度は目標を失った選手たちが精いっぱいの演技を披露した。

 演技会は「全日本新体操オンライン演技会ONE」。高校時代に新体操に打ち込んだ白Aのメンバーで、バスケットボールBリーグの仙台89ERSの男子チアチーム「はっくるず」キャプテンのいわい陽平さん(28)らが、「青春をささげてきた選手に発表の場を用意したい」として演技会を企画。中学時代の恩師がインターハイ常連校の名取高校男子新体操部の監督をしている縁もあり、県内での開催となった。

 12日に白石市のホワイトキューブで開催された演技会には、同高や白石中、仙台大などの5団体と個人の総勢約30人が参加。無観客のステージで行われる演技は、6方向に設置されたカメラを通じて動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信され、約500人が観覧した。

 同高男子新体操部の伊藤海晴主将(17)(3年)は、部活動再開からわずか1か月程度の練習で演技会に臨み、6人による団体では一斉にバック転や宙返りなどを決めたほか、個人演技も披露した。

 伊藤主将は「目標の舞台を失ったときは悲しくて悔しかった。代わりに演技をする場を用意してもらえて感謝しかない」と、晴れやかな表情で喜んだ。

 演技会では、白Aが壁に映像を投影するプロジェクションマッピングに音楽やダンスを融合させたパフォーマンスを披露したほか、はっくるずもダイナミックなチアダンスを演じた。

 祝さんは「学生の失われた笑顔を取り戻せたと思う。コロナ禍での新しい試みが出来た。継続してオンラインでの発表の場を作っていきたい」と話した。

 オンライン演技会は、26日には青森市でも開かれ、今後も全国で開催する計画だという。

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