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コロナ禍の悩み気軽に 仙台駆け込み寺 寄り添い自立促す

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相談員の女性たちと話をする玄さん(左)(12日、仙台市青葉区で)
相談員の女性たちと話をする玄さん(左)(12日、仙台市青葉区で)

 東日本大震災後に開設され、人々の様々な悩みに耳を傾けてきた「仙台駆け込み寺」。コロナ禍で心の不調を訴える人も増えてきた。相談員は「誰かに話を聞いてもらうだけで楽になることも多い」と気軽な来訪を呼びかけている。

 仙台駆け込み寺は、公益社団法人「日本駆け込み寺」(東京・歌舞伎町)が、震災で心に傷を負った人たちに寄り添おうと、2012年7月、仙台市の繁華街・国分町に仙台支部をオープン。今年9月、同市の壱弐参横丁に場所を変えて再スタートした。

 「1年くらい家出している。親と絶縁したい」。11月初旬、事務所を訪れた20歳代の女性は、そう告白した。家族からのDV被害に悩み、実家を出て友人の家を転々としているという。資格を取るために大学への復学を希望しているが、そのためには実家の援助が必要だ。どうしたらいいのか悩んでいた。

 相談員は、女性の置かれた状況を聞き取ると、親の援助を得ずに自立することを目標に据えた。そのために必要な行動に移った。

 身分を証明するものがなければアルバイトも出来ない。期限が切れた保険証や学生証の再発行の手続きをとった。マイナンバーカードの申請も手伝った。女性は塾でアルバイトを始め、自立した生活を歩み出した。

 並行して、家族に連絡を入れた。居場所は伏せつつ、頑張って生きていくことを伝え、「連絡取れなくてごめんなさい」と言葉を絞り出した。

 相談員が心がけていることがある。相談時に、人物について否定的な表現を決して使わないことだ。女性にも「家族もつらかったと思うよ。精神的余裕がなかったんだね」と諭した。

 「お互い責め合いになると話にならない。両者の状況に理解を示し、感謝できるようになるサポートをするのが大切です」と相談員のリーダー(48)は話す。

 現在、高校1年から70歳代の男女約60人が相談員に登録。ボランティアで相談者の対応にあたっている。

 最近は家族間のトラブルや金銭を巡る相談が増えているという。相談員のリーダーは「背景に新型コロナウイルスによる人間関係や生活習慣の変化がある」と指摘する。11月に相談に来た人の中には、新型コロナの影響で派遣切りにあった人もいた。

 駆け込み寺本部の玄秀盛所長(64)は「目の前のたった一人を救う活動を今後もしていきたい」と話す。

 相談無料。午後1時~午後4時(電話で事前予約すれば時間外対応可)。水曜定休。問い合わせは仙台駆け込み寺(070・4060・9862)。

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1732767 0 ニュース 2020/12/27 05:00:00 2020/12/27 05:00:00 2020/12/27 05:00:00 相談員の女性たちと話をする玄さん(左)(12日、仙台市青葉区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201226-OYTNI50017-T.jpg?type=thumbnail

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