20歳それぞれの一歩 コロナ対策で成人式
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県内各地で10日、成人式が行われた。今年度の新成人は2万3562人。新型コロナウイルスの影響で延期となる自治体もある中、新成人たちは色とりどりの振り袖や真新しいスーツを着て、マスク姿でコロナ対策を徹底して新たな一歩を踏み出した。
約4400人が参加した仙台市は、感染対策として会場を例年のカメイアリーナ仙台(太白区)から屋外のユアテックスタジアム仙台(泉区)に変更した。会場では検温を徹底し、座席の間隔を空け、吹きさらしの会場で雪が時折降る中、新成人はコートなどを羽織って式典に臨んだ。
同市青葉区の大学生の男性(20)は「新型コロナで友人になかなか会えなかったので、無事に成人式を迎えることができうれしい」と
南三陸町の成人式には94人が参加。例年行っていた保護者らの同席は取りやめ、式の模様を録画してDVDで配布することとした。
佐藤仁町長は「震災当時の厳しい環境を乗り越えて節目を迎えられたことを自信につなげて、自らの人生を切り開いてほしい」とあいさつした。
丸森町の式典には新成人87人が出席。入り口でサーマルカメラによる検温を行い、消毒液を設置し、記念写真撮影の時間を除きマスクの着用を義務づけた。532人が出席した富谷市では例年約2時間の式典を午前、午後の2回に分け、1回30分に短縮した。