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仙台市は18日、3月の福島県沖地震で傾くなどした仙台城跡の伊達政宗騎馬像について、今月下旬から修復作業を始めると発表した。
1964年(昭和39年)に建てられた騎馬像は、重さ4・9トン、台座からの高さは4・2メートル。地震で政宗が乗る馬の左前脚と右後ろ脚の足首部分に亀裂が入って傾くなどの被害が確認された。現在は仮設シートで覆われている。
騎馬像と台座を切り離し、銅像の修復を専門とする東京の業者に搬入。脚の中にたまった砂を取り除いたうえで、固定用の棒を古いものから新しいものに交換し、台座とつなぎ合わせる。騎馬像の
作業は来年3月末までで修復費は5000万円を見込む。業者は、昨年2月の地震で
来年4月には仙台城跡周辺で国内最大級の花と緑の祭典「全国都市緑化フェア」の開催も予定されている。市公園課の鈴木江美子課長は「慎重に修復すれば2年ほどかかるが、何とか緑化フェアに間に合わせたい。騎馬像は仙台のシンボルでもあり、早く元気な姿をお披露目したい」と話した。
仮設シートに設置されているほぼ実物大の騎馬像の写真は、修復完了まで掲げられる。