「ひまわり祭り」終幕へ 口蹄疫復興の象徴

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祭り会場でヒマワリの様子を確認する大脇会長
祭り会場でヒマワリの様子を確認する大脇会長

 1100万本のヒマワリが咲き誇る「きゃべつ畑のひまわり祭り」が10、11日、高鍋町の染ヶ岡地区で開かれる。2010年に発生した家畜伝染病「口蹄疫こうていえき」をきっかけに始まり、復興のシンボルとなってきたが、10年目の節目となる今回で終える。主催する地元農家は「多くの人が喜んでくれたのが励みになった」と振り返っている。

 染ヶ岡地区はキャベツやハクサイの産地で、地元農家は家畜の堆肥たいひを使った有機農法に取り組んできた。しかし、口蹄疫の感染拡大を防ぐため、県内では同町を含む各地で牛や豚など計29万7808頭が殺処分され、堆肥を調達できなくなった。そこで、地元農家は38ヘクタールの畑でヒマワリを栽培し、緑肥とした。

 一面にヒマワリが咲き誇る風景が評判を呼び、多くの人が訪れるように。口蹄疫で冷え込んだ町に活気をもたらした。より楽しんでもらおうと、規模を徐々に拡大。今回の祭りに向けては80ヘクタールにヒマワリを植えた。

 しかし、祭りが稲刈りの時期に重なり、除草などの維持管理に伴う費用や作業が負担になってきた。地元農家でつくる主催者団体「染ヶ岡地区環境保全協議会」は今回で祭りを終えることを決めた。

 同協議会の大脇幸広会長(55)は「地域に明るい話題を提供できた。今後はそれぞれの農家が負担にならない範囲でヒマワリの栽培を続けていきたい」と話している。

 台風8号の影響でヒマワリがなぎ倒されたが、一定程度は持ち直しそうだという。当日は、会場と県農業科学公園などの駐車場を結ぶシャトルバスが運行される(往復300円)。問い合わせは町観光協会(0983・22・5588)へ。

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734390 0 ニュース 2019/08/10 05:00:00 2019/08/10 05:00:00 2019/08/10 05:00:00 ヒマワリの様子を確認する大脇さん(7日午前11時21分、宮崎県高鍋町で)=谷口愛佳撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/08/20190809-OYTNI50024-T.jpg?type=thumbnail

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