実習生家族思い募金活動 県ベトナム人交流会代表 椎葉・土砂崩れ

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 9月6日に椎葉村で起きた土砂崩れに巻き込まれ、1人が亡くなり、もう1人は行方不明となったベトナム人技能実習生の男性2人の家族に届けようと、「県ベトナム人交流会」代表のホァン・ティ・ジャンさん(36)が募金活動を行っている。ジャンさんは「ベトナムから遠い地で災害に巻き込まれ、心が痛む。悲しみを分かち合い、家族を少しでも援助したい」と話す。

 ジャンさんはベトナム出身。2006年に技能実習生として来日し、18年12月から県内で暮らし、介護人材を育てる「宮崎中村学園」(宮崎市)の事務職として、ベトナム人学生らを支援している。昨年8月には県ベトナム人交流会を設立。県内にいるベトナム人ら向けに交流会を開いたり、宮崎の生活情報などをフェイスブックで紹介したりしている。自身も来日直後は日本語がうまく話せず、コミュニケーションで苦労したという。

 土砂崩れでは、ともに椎葉村の建設会社「相生組」で業務に従事するグエン・ヒュー・トアンさん(22)と、チャン・コン・ロンさん(23)が、同社関係の日本人男女2人とともに土砂にのみ込まれた。トアンさんは遺体で発見されたが、ロンさんは残る日本人2人とともに行方不明となっている。

 ジャンさんは実習生2人と面識はなかったが、ニュースを見て9月20日に友人らと現場を訪れ、花やベトナム料理を供えた。2人の寄宿先近くの庭では2人が手がけていたとみられる空心菜が育っていた。ベトナムでよく食べられる野菜だ。「2人が一生懸命努力して、生きていた」と感じ、悲しみがこみ上げた。

 募金は9月22日に始め、フェイスブックで協力を呼びかけている。15日まで続け、集まった浄財は在福岡ベトナム総領事館を通じ家族に届けることにしている。

 ジャンさんは「お金よりも生きて戻ってくる方がいいとは思うが、悲しい思いをしている家族を支えたい」と話している。

 募金は振り込みで受け付けている。振込先は口座名義が「宮崎県ベトナム人交流会」、口座番号は宮崎銀行本店営業部(普通411061)。

無断転載・複製を禁じます
1538156 0 ニュース 2020/10/11 05:00:00 2020/10/11 05:00:00 2020/10/11 05:00:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

新着クーポン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ