旧高千穂鉄道2橋 国重文に 「旧綱ノ瀬」と「旧第三五ヶ瀬川」

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 国の文化審議会は、旧高千穂鉄道の二つの鉄道橋を合わせて1件として、国の重要文化財とするよう文部科学相に答申した。「旧綱ノ瀬橋梁きょうりょう」(延岡市、日之影町)と「旧第三五ヶ瀬川橋梁」(日之影町)で、県内の国重要文化財は23件となる。

 延岡市と高千穂町を結んでいた高千穂鉄道は2005年の台風で甚大な被害を受け、08年に廃線となった。旧綱ノ瀬橋梁は亀ヶ崎―槙峰駅間にあり、五ヶ瀬川と支流の綱ノ瀬川が合流する地点に架かっている。1937年完成で、全長約418メートル。鉄筋コンクリートの大アーチ1連と無筋コンクリートアーチ42連の計43連のアーチで構成されている。

 旧第三五ヶ瀬川橋梁は吾味駅近くの五ヶ瀬川に架かり、39年頃に完成。全長約268メートルで、V型鉄筋コンクリート橋と鋼製トラス橋を組み合わせた構造だ。廃線後は、日之影町が線路跡を遊歩道に整備して観光資源として活用している。

 両橋とも日中戦争などで鋼材などの使用が制限される中、旧鉄道省が最先端の技術を駆使して完成させた。今回、近代コンクリート構造物の技術的到達点の一つを示すと評価された。県内で近代化遺産・鉄道遺産が国の重要文化財に指定されるのは初めてとなる。

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