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「都城市民劇場」会員募る 感染拡大影響 「文化の灯消さない」

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8月に上演される「母と暮せば」のポスターを持つ三田さん
8月に上演される「母と暮せば」のポスターを持つ三田さん

 会員から会費を集めて劇団を招き、演劇を上演する市民団体「都城市民劇場」で会員が減少している。従来の会員の高齢化などに加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って人が集う催しが減るなか、退会する人が増えているのが一因とみられる。同劇場は「文化の灯を消してはいけない」と会員を募っている。

 都城市民劇場は1998年4月、前身の団体が発足。文化活動に関心のある同市や三股町、鹿児島県曽於市の住民らが会員となり、各地から劇団を招いて都城市内で演劇を上演してきた。

 コロナ禍前は年6回のペースで「民芸」「文学座」、「無名塾」といった劇団が上演し、黒柳徹子さんや仲代達矢さんら著名な俳優も舞台に立った。質の高い上演は評判となり、会員数は最も多い2008年頃は約1200人に上った。

 会員らは観劇するだけでなく、舞台の小道具の運搬を手伝ったり、出演者に軽食を作って提供したりもしており、事務局長の三田 八正やつまさ さん(70)は「一緒に公演をつくり上げるのが特色」と話す。

 ただ、近年は会員の高齢化などで昨年4月時点で会員数は710人程度に減少。その後、国内で新型コロナの感染が広がると、「人の集まる場所には行けない」などと退会する人が増え、会員数は現在、約440人となった。

 今年は5回上演する予定で、8月3日には俳優の富田靖子さんと松下洸平さんが出演する劇団こまつ座の「母と暮せば」が市総合文化ホールで上演される。感染防止のため、検温やマスクの着用、手の消毒などを徹底する。三田さんは「目の前で見られる演劇の迫力は何物にも代えがたい。多くの人に会員になっていただき、活動を続けていきたい」としている。

 入会金は2000円で、月会費は2500円。問い合わせは同劇場(0986・21・8082)へ。

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2225584 0 ニュース 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 8月に公演される「母と暮せば」のポスターを持つ三田事務局長 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210721-OYTNI50024-T.jpg?type=thumbnail

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