長野に水素ステーション 県モデル事業 「脱炭素リードしたい」

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公用車の燃料電池車に水素を充填する阿部知事(右)(26日、長野市で)
公用車の燃料電池車に水素を充填する阿部知事(右)(26日、長野市で)

 再生エネルギー社会の実現に向け、県は26日、燃料電池車(FCV)を使ったモデル事業をスタートさせた。長野市に燃料となる水素を供給する県内初の「水素ステーション」を開設。温室効果ガスの削減効果などの実証実験を行う。

 FCVは、水素と空気中の酸素を化学反応させて発電しながら走る。排ガスを出さず、水しか出さないのが特長で「究極のエコカー」とも呼ばれる。

 県企業局は、川中島庁舎に約2億6000万円(うち国の補助約1億7000万円)かけて「川中島水素ステーション」を整備した。水力発電所の電力と地下水を使用して水素を作り、当面は県公用車1台に供給する。約3分で満タンにでき、約810キロ走行できるという。

 実証実験は2026年度まで行われ、災害時にはFCVを避難所に派遣し、携帯電話の充電などにも活用する予定。

 ステーションの開所式で、阿部知事は車に水素を充填じゅうてんして見せた。勝俣孝明・環境政務官は、6月に軽井沢町で開かれる主要20か国・地域(G20)エネルギー・環境閣僚会合に触れ、「脱炭素社会の実現に向けて鍵を握るのが水素。G20では議論をリードしたい」と述べた。

 県企業局によると、県内に一般ドライバーが利用できる水素ステーションはなく、FCVは電気自動車(EV)などに比べて普及が遅れている。今後、県内観光への影響が生じることも懸念され、同局電気事業課は「実証実験などを通じて関心を高め、商用ステーションの開設につながることを期待したい」としている。

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557207 0 ニュース 2019/04/27 05:00:00 2019/04/27 05:00:00 2019/04/27 05:00:00 公用車の燃料電池車に水素を充填する阿部知事(右)(4月26日午後1時26分、長野市で)=菊池宏一郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/04/20190426-OYTNI50014-T.jpg?type=thumbnail

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