アフリカ医療支え現地描く 母校・松本蟻ヶ崎高 谷垣静子さん絵画展

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

ニジェールで子どもたちとくつろぐ谷垣夫妻(JICA提供)
ニジェールで子どもたちとくつろぐ谷垣夫妻(JICA提供)
寄贈される「本を読む少女」(左)などを展示する信州大ワンダーフォーゲル部の友人ら(28日、松本蟻ヶ崎高校同窓会館で)
寄贈される「本を読む少女」(左)などを展示する信州大ワンダーフォーゲル部の友人ら(28日、松本蟻ヶ崎高校同窓会館で)

 アフリカ・ニジェールで長年、地域医療に従事した外科医谷垣雄三さんを支えた妻静子さん(松本市出身)の絵画展が29、30日、母校の松本蟻ヶ崎高校(同市蟻ヶ崎)で開かれる。私財を投じて現地に設立した病院や自宅は今年3月、夫妻の名前を冠した公的医療施設として開業。絵画展の実行委員会は「素晴らしい先輩がいたことを知ってほしい」と呼びかける。

 同高を卒業後、松本市の書店で働いていた静子さんは、信州大医学部で学んだ9歳年下の雄三さんと知り合い結婚した。雄三さんが1982年、国際協力事業団(現国際協力機構、JICA)の医療専門家としてニジェールに赴任するのに同行。患者たちに慕われた夫を支えながら、現地の人々や風景を描き、99年5月に67歳で亡くなった。

 雄三さんも2017年3月、75歳で死去。遺志を受け継いだ信州大ワンダーフォーゲル部の友人たちが昨年夏、念願の展覧会を松本市で開いた。今回、静子さんの母校の同窓会に絵画1点を寄贈することになり、合わせて絵画展を開く。

 展示するのは、現地から届いた肉筆画16点と画像データを印刷した40点。29日に同窓会に寄贈される「本を読む少女」(横70センチ、縦82センチ)は、いすに座って穏やかな表情で読書する姿が印象的だ。このほか、夫妻が残したアルバムなどで現地の生活ぶりをしのぶ。

 実行委として絵画展を開く同窓会の加藤実子会長(70)は2年前、同高卒業生で、信州大で雄三さんと一緒にワンゲル部で活動した杉江陽子さん(76)(名古屋市)から静子さんの存在を知らされた。加藤さんは「それまで知らなかったが、無にしてはいけないと感じた。大切な先輩の存在を伝えていくのも同窓会の役割」と話す。寄贈された絵画は同窓会館に展示する。

 絵画展は29、30日、同高文化祭に合わせて同窓会館で開かれる。午前10時から午後3時までで、問い合わせは同窓会館(0263・33・4076)。

無断転載禁止
662615 0 ニュース 2019/06/29 05:00:00 2019/06/29 05:00:00 2019/06/29 05:00:00 ニジェールで子どもたちとくつろぐ谷垣夫妻(JICA提供)=五十嵐英樹撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190628-OYTNI50028-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

新着クーポン

参考画像
100円割引
参考画像
5000円以上お買上で5%OFF(マイカーで御来店のお客様のみ、特価品、食料品は除く)

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
挑むKANSAI
読売新聞社からのお知らせ