J1残留地元も懸命 「伝言板」で応援 パンに願い
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サッカーJ1・松本山雅FCがJ1残留に向け、正念場を迎えている。ホームのサンプロアルウィンで23日に行われる横浜F・マリノス戦を含めて今季残り3試合となり、サポーターや地元の商店が懸命にチームを後押ししている。
「あきらめない!」「絶対残留!」――。18チーム中、J2自動降格圏の17位と苦しい戦いが続くチームを鼓舞するように、松本市大手の焼き鳥店「まるちゃん」の外壁に設置されている私設の「山雅伝言板」(縦約90センチ、横約180センチ)には、こんな応援メッセージがあふれている。
反町康治監督(55)への期待も大きく、「反町監督の笑顔がみたい」との書き込みも。自身もサポーターで、同店を経営する丸山篤史さん(65)は「山雅は選手と監督がお互いに信頼し合って力を付けてきたチーム。ぜひ残留してほしい」と力を込めた。
山雅の勝利を願って「Jわんこ」と名付けたパンを23日に販売するのは同市中央のパン店「パントリーマルナカ」。犬の鳴き声「ワン」とJ1の「ワン」をかけ、残留への願いを込めたという。
山雅は10月5日のベガルタ仙台戦を最後に勝利から遠ざかっているが、優勝争いをしている鹿島アントラーズに引き分けるなど粘り強い戦いを繰り広げている。現在16位の湘南ベルマーレとの勝ち点差は1で、同店工場長の古田清隆さん(40)は「きっとJ1残留の願いをかなえてくれるはず」と期待している。
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