波佐見焼の漫画話題に 小玉さん 窯元の人間模様描く

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 「坂道のアポロン」などで知られる佐世保市出身の漫画家小玉ユキさんが、波佐見焼の窯元で働く職人たちの作陶への情熱や恋愛を描いた「青の花 器の森」が話題を集めている。今月10日には最新の第4巻が出版され、小玉さんは「もの作りの中で深まる人間模様を丁寧に描いていきたい」と話す。

 2018年から小学館の漫画雑誌「月刊フラワーズ」で連載中の同作は、波佐見町中尾山地区にある窯元が舞台。絵付け師として働く主人公・青子の前に海外で作陶活動をしていた年下の青年・龍生たつきが現れ、最初は反発しながらも共同制作を通じて互いを認め合い、心引かれていく――というストーリーだ。

 子どもの頃から波佐見焼が好きで、陶器市などによく出かけていたという小玉さんは、連載前からたびたび同地区を取材で訪問。石こうで陶磁器の型を作る「型屋」や、型に原料を流し込んで成形する「生地屋」など波佐見焼の特徴でもある分業制の工房を見て回ったほか、窯元に1週間泊まり込んで職人たちの話を聞き、現場の雰囲気を肌で感じ取った。

 「物語のリアリティーを高めたい」と、作中には国指定史跡の中尾上登窯跡や目抜き通りの坂道、近くのスーパーマーケットなど実在する風景が随所に登場。器の制作シーンは窯元から送ってもらった動画や写真などを参考にして描かれており、小玉さんは「波佐見の皆さんの協力のおかげで、いい作品に育っている」と手応えを語る。

 小学館によると、同作は掲載誌の読者層の女性だけでなく、男性のファンも少なくないという。小玉さんは「ぜひ多くの方に読んでもらい、焼き物の世界の奥深さや主人公たちの恋の行方を見守ってほしい」と話していた。

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1007133 0 ニュース 2020/01/19 05:00:00 2020/01/19 05:00:00 2020/01/19 05:00:00

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