船だまり石積み工事へ 対馬市、城下町の面影再現

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石積み工事が施される漂民屋跡地のコンクリート壁
石積み工事が施される漂民屋跡地のコンクリート壁

 江戸時代、対馬藩の城下町として栄えた厳原町中心部の面影を再現しようと、対馬市が、厳原町国分の「中矢来なかやらい」と呼ばれる船だまりに残る岸壁コンクリートを石積みの姿に戻す取り組みを始めた。事業費は約3000万円で今年度中の完成を目指している。

 コンクリート壁が目立つ中矢来で城下町の風情を楽しんでもらおうと、市が計画した。

 工事が行われているのは、朝鮮国から来日した外交使節団「朝鮮通信使」が上陸した場所のコンクリート壁(延長約43メートル、高さ約3メートル)と、海で事故などに遭った国内外の漂流民を保護していた施設「漂民屋ひょうみんや」跡地のコンクリート壁(延長約65メートル、高さ約2・5メートル)の2か所。現地では、1955~64年の中矢来が写された写真などを参考にして石積みをしたり、コンクリート壁に石を貼りつけたりするという。

 同市の担当者は「石塀の保存、継承をしながら城下町整備を進めて行きたい」と話す。市民からは「漂民屋は当時の日朝外交を裏方で支えた実務的な施設で、全国でも対馬にしかなかったと言われている。説明板の設置や市の文化財に指定して観光PRしてほしい」との声も出ている。

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1049874 0 ニュース 2020/02/13 05:00:00 2020/02/13 05:00:00 2020/02/13 05:00:00 石積み工事が施される漂民屋跡地のコンクリート壁 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/02/20200212-OYTNI50010-T.jpg?type=thumbnail

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