シカ肉バーガー名物に 五島・玉之浦 商店改装し販売

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新鮮なシカの肉を使ったバーガー
新鮮なシカの肉を使ったバーガー
当時の看板をそのまま使用した「鶴田商店」
当時の看板をそのまま使用した「鶴田商店」

 五島市玉之浦町の住民らでつくる「玉之浦町未来拠点協議会」は、付近で捕獲されたシカの肉を使ったバーガーなどを販売する「鶴田商店」をオープンした。同協議会の野沢努会長(55)は「シカ肉は新鮮で軟らかくジューシー。地域にも愛され、観光客も来てくつろげる場所にしたい」と思い描いている。(甲斐也智)

 同市内では2020年度、シカが約1500頭捕獲された。うち約7割が玉之浦町での捕獲で、シカが農作物を食い荒らす食害なども課題となっている。

 福江島の西部に位置する同町は、かつて漁業が盛んで各地の船乗りたちでにぎわっていたが、漁業の衰退や少子高齢化が進展。同協議会によると、以前、立ち並んでいた商店の多くが廃業したという。

 こうした中、同協議会は地域にある「資源」で町を活性化しようと、シカに着目。20年ほど前まで営業していた「鶴田商店」を借り、クラウドファンディングなどで調達した資金で改装し、シカ肉のバーガーを作って販売することに。住民に親しまれた店名も引き継ぎ、看板もそのまま掲げ、1月下旬にオープンした。

 シカは捕獲後すぐに加工。肉は高たんぱくで低脂質とされている。合わせるソースは、トマトソースと五島高の生徒が考えたレモングラスソースの2種類ある。パンに挟む野菜も地域で採れた旬のものを使うため、いろんな組み合わせを楽しめるという。値段も税込み350円と、購入しやすい価格に設定した。

 店ではバーガーのほかにも、シカ肉をふんだんに使ったカレーやシカ革を使った小物類、地元産の野菜も販売している。

 野沢会長によると、うわさを聞きつけて東京などから訪れる観光客もいるといい、「地域の良さを再発見できる場所になればうれしい。周辺のにぎわいを取り戻す取り組みも色々とやっていきたい」と意気込んでいる。

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