金剛山登頂 感謝の5000回

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連続5000回登頂を達成し、山頂で写真におさまる加島さん(9月2日、本人提供)
連続5000回登頂を達成し、山頂で写真におさまる加島さん(9月2日、本人提供)
5000回を達成した時の登山カード(画像を一部修整しています)
5000回を達成した時の登山カード(画像を一部修整しています)
連続5000回登頂を記念して加島さんが作った手拭いとカードケース
連続5000回登頂を記念して加島さんが作った手拭いとカードケース

◇14年かけ達成 加島伊佐夫さん 76

◇闘病中も連日挑戦

 御所市と大阪府千早赤阪村にまたがる金剛山(標高1125メートル)に、毎日登り続けている葛城市尺土の加島伊佐夫さん(76)が、14年かけて連続5000回の登頂を達成した。がん闘病中も欠かさず山に向かい続けた加島さんは「『元気をもらった』『私も頑張ります』と言ってくれる他の登山者らの言葉に力をもらった」と笑顔をみせる。(浜井孝幸)

 加島さんは会社員だった2002年から体力作りのために、金剛山に登り始め、定年後も趣味として続けてきた。毎日午前2時50分に起床し、車で登山口に到着するのが4時前。3・5~5キロの山道を約1時間30分かけて登頂する。冬の樹氷の美しさ、あかね色に染まる朝空、幻想的な雲海……。登ったからこその美しい景色を見るのが喜びだ。

 「離れて住む身内や応援してくれる人に元気でやっていると伝えたい」と、インターネットで視聴できる山頂のライブカメラに映ることを日課としている。

 連続記録は07年12月26日からスタートし、今月2日に連続5000回を達成した。通算でも5500回を超え、山頂で1枚に10個ずつスタンプを押す登山カードは、555枚目となった。

 66歳で前立腺がんを患ったが、放射線治療をしながら毎日登り続けた。6年前と4年前には、大腸のポリープを摘出した際も、病院から外出許可をもらって登った。新型コロナウイルスに感染すれば登山もできないため、対策にも気を使う。人が滞留する山頂広場では、「マスクをしよう」と他の登山者に呼びかけるという。

 年齢を重ね体力の衰えを感じており、今年夏は脚に力が入らず、ふんばりがきかないこともあった。通常、1時間30分程度かかる下りだが、倍の3時間かかったこともあるという。「もう続けられないのではないか、これはあかん」と記録が途切れることがよぎったが、持ち前の根気で「5000回は何としても」と続けてきた。

 力になったのは、応援してくれる人たちだ。加島さんは「やった、というよりは、よくここまで登ることができたと、ほっとしました」と話している。加島さんは感謝を込めて、5000回記念の手拭いとカードケースを作製し、知り合った人たちに贈っている。

 加島さんは「登ることができる間は登ろうと思うが、これで記録は区切りにしてもいいかなと思っている。家族や山の仲間、ライブカメラを見てくれる人にも感謝したい」と話している。

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2351972 0 人あり 2021/09/09 05:00:00 2021/09/09 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210908-OYTAI50013-T.jpg?type=thumbnail

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