安全な施設でなぜ

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森本さんが手作りした甚平を手に「一つ区切りがついてよかった」と語る義理の娘(香芝市で)
森本さんが手作りした甚平を手に「一つ区切りがついてよかった」と語る義理の娘(香芝市で)

上牧・入所者殺害 遺族「動機解明を」

 上牧町の介護老人保健施設「こころ上牧」で2017年5月、入所者の森本ミツヱさん(当時97歳)が殺害された事件で、森本さんの遺族が8日、読売新聞の取材に応じた。第一発見者の元職員田島茂容疑者(56)が殺人容疑で逮捕されるという最悪の展開に「安全であるはずの施設で、元職員逮捕という事態に言葉が出ない」と表情を曇らせた。

 県警の発表では、田島容疑者は17年5月9日夜~10日未明、森本さんの首を絞めて殺害した疑い。「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

 「やっと一歩踏み出せるね」。5日午後2時半過ぎ、県警から容疑者逮捕の一報を受け、森本さんと香芝市内で同居していた義理の娘(71)は、そう仏前に報告した。元職員の逮捕に「義母を亡くした時とは違う複雑な気持ちになった」と話した。

 事件発生前、施設で田島容疑者を見かけたことがあり、前かがみで不自然な笑いを浮かべて歩く姿が印象的だったという。この日まで「こころ上牧」から連絡はないといい、孫の男性(47)は「田島容疑者がなぜ殺したのかわからない。連絡のない施設側にも憤りを感じる」と語った。

 一方、容疑者が逮捕された5日、孫宅で森本さんが約10年前、ひ孫のために手縫いで作った甚平がクローゼットから偶然見つかった。義理の娘は、森本さんの遺品として持ち帰り、「家族を大切に思っていた人が、どうして殺されなければいけなかったのか。県警は早く動機を解明してほしい」と訴えた。

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437100 0 ニュース 2019/02/09 05:00:00 2019/02/09 05:00:00 2019/02/09 05:00:00 森本さんが手作りした甚平を手に「一つ区切りが付いてよかった」と語る義理の娘(香芝市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190208-OYTNI50077-T.jpg?type=thumbnail

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