西大寺 お坊さんが解説
完了しました
新企画 叡尊の教えや歴史など

奈良市の真言律宗総本山西大寺が、新たな試みとして「お坊さんの案内で巡る西大寺のみ仏たち」の企画を始めた。コロナ禍にあって、せっかく足を運んでくれた参拝客により深く寺を理解してもらおうと、本山、末寺の僧侶らが交代でお勤めの手ほどきをしたり、仏法や西大寺の歴史について語ったりしている。
昨秋から日曜などに断続的に約20回、開催してきた。約15人が参加した7日は、本堂の本尊・
鎌倉時代に真言律宗をひらいた中興の祖・
工藤執事は「仏様を前に僧侶が話すという本来のかたちを復活するとともに、宗祖の精神に立ち戻りたいという願いがあった」と語る。年中行事と重なる時期を除き、今後も日曜を中心に、テーマを変えて開催していくという。
本堂の案内は2月11、14、21、23、28日の午後2時から。諸堂拝観共通券(800円)が必要。参加特典として、通常は入れない東塔跡(奈良時代)を間近で拝観できる。問い合わせは西大寺(0742・45・4700)。