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役所跡に石組み排水溝

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平城宮 専門家「高い土木技術」

平城宮跡の東方官衙地区で見つかった大型の石組みの地下排水溝(奈良市で)
平城宮跡の東方官衙地区で見つかった大型の石組みの地下排水溝(奈良市で)

 奈良市の平城宮跡で、当時の最高官庁と推定される大型建物跡の隣から、石組み暗渠あんきょ(地下排水溝)の遺構が出土したと、奈良文化財研究所が17日、発表した。大型石材を使った排水溝は、平城宮跡では天皇が住む内裏周辺でしか確認されておらず、奈文研は「この区画の重要性を改めて確認できた」としている。

 出土したのは、平城宮の東部にある役所群「東方官衙かんが地区」。2019年の発掘調査で、国政の最高機関「太政官だいじょうかん」の一部とみられる大型建物跡などが発見された。今回、同地区西側を調べたところ、全長7メートル、幅1・2メートル、深さ0・7メートルの石組みが見つかり、幅1メートル近い石で蓋がされていた。

 大型建物の西側には、平城宮全体の排水を担う基幹排水路(幅約6~7メートル)が南北に貫いている。大型建物と基幹排水路の間には建物と外部を仕切る築地塀ついじべいがあったとみられ、雨水を塀の下を通して基幹排水路に流していたとみられる。

 大型石材を用いた暗渠は、重要施設にあった可能性が高く、渡辺晃宏・奈良大教授(古代史)は「水はけの悪い谷筋の地に重要な役所を造るにあたり、しっかりした排水網を敷いていた。当時の土木技術の高さをうかがわせる」と話している。

 現地説明会は行わず、調査成果は近く、ユーチューブ「なぶんけんチャンネル」で紹介する。

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1850099 0 ニュース 2021/02/18 05:00:00 2021/02/18 05:00:00 2021/02/18 05:00:00 平城宮跡の東方官衙地区で見つかった大型の石組みの暗渠(奈良市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210217-OYTNI50038-T.jpg?type=thumbnail

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