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<夏の高校野球 奈良大会>五條 投手戦制す

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磯城野―五條 1回五條2死1、2塁で適時打の間に生還する外山
磯城野―五條 1回五條2死1、2塁で適時打の間に生還する外山
7回に中前打を放った橿原学院の藤井選手
7回に中前打を放った橿原学院の藤井選手

 夏の高校野球奈良大会は11日目の21日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで3回戦2試合があった。五條は磯城野との接戦を制し、奈良大付は橿原学院に反撃を許さず、ともに8強入りを果たした。22日も3回戦2試合があり、8強が出そろう。

両親へ 感謝の全力プレー 橿原学院 藤井選手

 何度もくじけそうになった。それでも、支えがあったから立ち上がれた。

 4点を追う七回、橿原学院の藤井一誠選手(3年)は「応援してくれた人たちのためにもこのまま終わるわけにはいかない」と打席に向かった。4球目を中前に運び出塁。後続がつないで1点目のホームを踏んだ。

 「夏は諦めた方がいい」

 昨冬、練習中に左肩を脱臼し、医師にそう告げられた。突然のけがに頭が真っ白になり、「プレーができないなら別の形でチームを支えよう」とマネジャーになることも考えた。

 そんなとき、力をくれたのが両親だった。父親は寝る時間を削って病院に付き添い、母親は弱音を吐く自分を励ましてくれた。「自分は一人じゃない。まだやり切ってない」

 リハビリで春大会までに回復したが、試合中に再発。それでも「両親に最高のプレーを見せて感謝を伝えたい」と、痛み止めを打って試合に出ることを決めた。

 迎えた夏は初戦から先発出場。けがを抱えながらも最後まで全力でグラウンドを駆け抜けた。8月には手術を予定している。「また家族に元気に野球をしている姿を見せたい」。涙を拭い、支えてくれた両親のために、藤井選手はまた立ち上がる。(岡本与志紀)

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2225823 0 ニュース 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 磯城野―五條 1回五條2死1、2塁で適時打の間に生還する外山(橿原市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210721-OYTNI50042-T.jpg?type=thumbnail

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