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<夏の高校野球 奈良大会>一条 逆転サヨナラ

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8強出そろう

 夏の高校野球奈良大会は12日目の22日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで3回戦2試合があった。智弁学園は5長打10得点で香芝を圧倒し、一条は関西中央に逆転サヨナラで勝利。ともに準々決勝に進出し、8強が出そろった。23日は試合がなく、24日に準々決勝2試合が行われる。

関西中央―一条 9回一条2死2、3塁、奥村の左前適時打で秋山が滑り込み逆転サヨナラ
関西中央―一条 9回一条2死2、3塁、奥村の左前適時打で秋山が滑り込み逆転サヨナラ

一条5―4関西中央

 一条が逆転サヨナラを決めた。2点を追う九回二死一、三塁から秋山の適時二塁打で1点差とし、続く奥村の左前適時打で2点を返して逆転勝ち。関西中央は九回に4長短打などで3点を奪って一気にリードしていたが、あと一歩及ばなかった。

智弁学園10―0香芝

 智弁学園が投打で圧倒した。智弁学園は一回、岡島の二塁打と暴投などで2点を先制。二回には3長打などで6点を奪った。投げては藤本、西村が香芝に二塁を踏ませなかった。香芝は相手投手陣の前に打線が沈黙し、1安打に抑えられた。

「凡事徹底」最後まで

「凡事徹底」を貫いた吉永主将
「凡事徹底」を貫いた吉永主将

関西中央・吉永主将

 「当たり前のことを当たり前にする」。その大切さは誰よりも知っている。

 関西中央が1点を追う五回、先頭の打席に吉永 一翔かずま 主将(3年)が立った。「後ろにつなぐ」と念じ、3球目のスライダーを捉えて左前打で出塁。後続が奮起し、同点のホームを踏んだ。「当たり前のこと」に徹して、チームを勢いづけた。

 監督が決めたスローガンは「凡事徹底」。ゴミを拾う、立ち止まってあいさつするなど、当たり前のことを丁寧にこなした。「こんなことで本当に野球がうまくなるんやろか」と不安を抱えながらも、主将として突き通した。

 「凡事徹底」は、チームを成長させた。ボール球に手を出さず、つなぐ打撃に徹するようになった。昨秋の県大会は8強入り。「ゴミ拾いは無駄じゃない」。主将の姿を仲間が追いかけるようになった。

 この日は九回も、犠打で好機を作り、逆転につなげた。その裏、再逆転で敗れはしたが、試合後のあいさつは、ひときわ大きな声を張り上げた。「当たり前のことが大切だと気づかされた3年間だった」。最後の最後まで、「凡事徹底」を貫き通した。(前川和弘)

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2227798 0 ニュース 2021/07/23 05:00:00 2021/07/23 05:00:00 2021/07/23 05:00:00 関西中央―一条 9回一条2死2、3塁、奥村の左前適時打で生還した秋山 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210722-OYTNI50022-T.jpg?type=thumbnail

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