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芸術家・岡本さん 東吉野で催し企画

高見川でごみを拾う岡本さん(左)と大丸さん。「ユニホーム」となるTシャツは岡本さんがデザインした(東吉野村で)
高見川でごみを拾う岡本さん(左)と大丸さん。「ユニホーム」となるTシャツは岡本さんがデザインした(東吉野村で)
紙皿やペットボトルだけでなく、コンロや網がそのまま放置されていることも多い(昨年8月、東吉野村で)=大丸さん提供
紙皿やペットボトルだけでなく、コンロや網がそのまま放置されていることも多い(昨年8月、東吉野村で)=大丸さん提供

 高見川水系の清流で知られる東吉野村で、アウトドアブームによって河原に捨てられるごみが増えている。毎年、川遊びに来る現代美術アーティスト岡本亮さん(44)(兵庫県加古川市)が現状を憂え、遊びながらごみを拾い集めるイベントを7~9日に企画。「アウトドア好きが率先して川の美化に努め、ごみ拾いをかっこよくしよう」と呼びかけている。(中井将一郎)

「格好いい」当たり前に

 1日夕、村役場近くの高見川の河原に行くと、子ども用おむつ、布巾、ペットボトル、たばこの吸い殻があちこちに捨てられていた。そばの清流は川底まで透き通り、そのギャップがにわかに信じられない。ごみ袋は数分で膨れあがり、岡本さんは「『ごみ捨てないで』の横断幕があっても役に立たないな」と嘆いた。

 岡本さんらによると、十数年前から放置ごみが目立ち、バーベキューやキャンプがブームとなってきた5、6年前から急増。昨年夏は、コロナ禍で各地の海水浴場などが休業した影響もあり、川遊びを楽しむ人が増え、ごみも例年以上に多かった。バーベキュー用のコンロや網、生肉が入ったままのプラスチックパックなどが放置されていることも珍しくないという。

 岡本さんは、8年ほど前、村に移住したデザイナーから誘われて以降、遊びに来るようになった。アユ漁を通じて仲良くなった茶農家で村議の大丸仁志さん(58)から、放置ごみの現状を聞かされてきた。

 対策を考え、「ごみ拾いをスタイリッシュに楽しくしよう」と思い立った。川遊びの人たちが、川沿いを歩きながらごみを集め、暑くなったら水に飛び込み、昼はバーベキューを楽しむ。ユニホームとして格好いいTシャツを着る。そんな企画を温めてきた。

 近くの天川村や吉野町では、条例でキャンプ場などを除き河原でのバーベキューを禁止にしている。大丸さんは、東吉野村でも同様の措置が必要とも考えたが、「他人のごみも片づけて帰る若者もいる。禁止すれば、意識の高い行楽客まで排除しないか」と悩んだ。岡本さんからイベント案を聞き、「マナーを守る人が増えれば」と協力を決めた。

 イベントは「ラビッシュ・ラビット・プロジェクト」と名付け、1日30人前後を募集。ごみ拾いもするが、昼は主に川遊びを楽しむ。今後も村民主体で活動を続けるための資金になるように、3000円と有料にした。参加すれば、岡本さんがデザインしたTシャツがついてくる。協賛金やTシャツの販売だけでも受け付ける。

 岡本さんは「ごみを捨てることは、人知れず美化に努める住民の善意や、川そのものの価値を踏みにじる行為だ。ごみを捨てるのは格好悪い、ごみ拾いは格好いいを、当たり前にしたい」と訴える。

 申し込みは5日までにラビッシュ・ラビット・プロジェクトへメール(musashi.asaichi@gmail.com)。

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2256062 0 ニュース 2021/08/03 05:00:00 2021/08/03 05:00:00 2021/08/03 05:00:00 高見川でごみを拾う岡本さん(左)と大丸さん。「ユニホーム」となるTシャツは岡本さんがデザインした(東吉野村で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210802-OYTNI50031-T.jpg?type=thumbnail

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