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王寺 だるまさんがころんだ大会

聖徳太子や達磨大師とゆかりがある達磨寺(王寺町)で20日、「第1回全国だるまさんがころんだ選手権大会」が開催された。新型コロナウイルスの影響で参加は県内在住者に限られたが、5人1組の計21チームが出場。初代王者を目指し、白熱の勝負を繰り広げた。
太子1400年遠忌を記念し、「王寺町の文化財を生かした観光拠点づくり協議会」が主催。太子の「和の精神」と、達磨大師を模しただるまの「七転八起」から、コロナ禍の人々が助け合い、再び立ち上がれるようにとの願いを込めた。
2チームが対戦し、2分の制限時間内に、15メートル先のゴールに入った人数を競う方式。主催者側が「鬼」を務め、「だるまさんがころんだ」と唱えている間に、参加者は忍び寄るようにゴールへ。鬼に動いているのを見つかり、思わず天を仰ぐ姿も見られた。
来年以降は全国から参加者を募る予定。優勝したチーム「PANDA」の植田明宏さん(38)は「楽しかった。コロナで大変だが、前を向いていきたい。王寺町の町おこしにもなるのでは」と笑顔だった。