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法隆寺フォーラム

太子信仰などについて語り合われた法隆寺フォーラム(奈良市で)
太子信仰などについて語り合われた法隆寺フォーラム(奈良市で)

 聖徳太子1400年遠忌を記念して、奈良市の県文化会館で23日、開かれた「法隆寺フォーラム2021  まも り伝えられてきた聖徳太子信仰」(法隆寺、読売新聞社など主催)。参加した約400人は、現代まで続く太子信仰や、法隆寺に残る多彩な宝物についての講演や 鼎談ていだん に熱心に聴き入った。(一円正美、土谷武嗣)

信仰や教え紹介

 「聖徳太子のこころ」と題して基調講演した法隆寺の古谷正覚管長は、太子が生きた時代について、物部氏の討伐や 崇峻すしゅん 天皇の暗殺など悲惨な出来事が多い時代だったとして、「そのような時代に平和な世の中を作ろうと太子は考え、その実現のために仏教を広めようとした」と話した。

 また、守るべき重要な戒律「十善戒」など、太子の教えについても解説し、「体と口と心の三つが善であることの重要性を示された。自ら仏教の教えを実践する生活を送られ、多くの人々を救いたいという太子の利他の心が、今も太子信仰の根幹になっている」と述べた。

 鼎談では、奈良国立博物館の井上洋一館長が法隆寺と同館との関係について紹介。かつて国宝の百済観音や玉虫 厨子ずし など法隆寺の宝物を同館で展示していたことや、これまでに法隆寺をテーマとした展覧会を13回開いたことなどを紹介し、「法隆寺とは素晴らしいご縁をいただいている」と話した。

 また、東野治之・奈良大名誉教授(古代史)は、100年前に法隆寺で開かれた太子の1300年遠忌について、奉賛会の副会長を実業家の渋沢栄一が務めていたことを説明。「渋沢の援助もあり、1300年遠忌は大変盛大に行われた。太子の再評価につながったという点で、渋沢も非常に功績があった人物と言える」と述べた。

 奈良市の主婦、長嶺久美子さん(63)は「太子が日本人の基礎を築いた人というイメージがわいた。いろんな所に寺を造り、その考えが民衆に伝わったのではないか」と納得した様子。大阪府守口市の会社役員、中西誠さん(37)は「古い歴史を守っていることが素晴らしい。太子の1300年遠忌で法隆寺が渋沢栄一と深い関係だったと初めて知った」といい、奈良市の柏田民夫さん(75)は「太子の和の心が現代まで大切に受け継がれてきたことを改めて知ることができて良かった」と話していた。

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2542912 0 ニュース 2021/11/24 05:00:00 2021/11/24 05:00:00 2021/11/24 05:00:00 鼎談などが行われた法隆寺フォーラム2021(奈良市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211123-OYTNI50043-T.jpg?type=thumbnail

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